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人力車「えびす屋」でQR決済が可能に。京都・浅草など

日本美食は、観光人力車を運営する「えびす屋」に、業界初となるマルチスマホ決済の導入を決定したと発表。えびす屋は京都嵐山で始まり20年以上の歴史を持つ観光人力車。現在では京都東山、小樽、浅草、鎌倉、宮島、倉敷、関門、湯布院と全国の主要な観光地に展開している。

2018年12月に実証実験の結果を経て、京都・浅草の俥夫(引き手)やスタッフ延べ250人がQRコードを保有。2月には東京浅草で、3月には京都嵐山東山地区で開始され、ユーザーは俥夫のQRコードから決済できるようになる。今後は、全国8営業所でも順次導入予定。

日本美食は、飲食店と訪日観光客を繋ぐアプリ「日本美食Wallet」を提供してきた。日本美食Walletは、設置されているQRコードをスキャンして金額を入力する決済法で、55カ国の訪日観光客が利用。アリペイやLINE Payなどをはじめとして、14種類の決済ブランドに対応する。

今回、日本美食Walletを観光人力車を運営するえびす屋へ導入することで、ユーザー体験の向上と日本の観光産業の発展を後押しする。