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東京ガス、睡眠・疲労回復サポートサービス開発。スタートアップと協業

東京ガスは、睡眠・疲労回復など、健康をサポートするサービスの開発に向け、スタートアップ企業のエコナビスタと資本業務提携契約を締結した。

開発する内容は、働き盛りの世代に向けた睡眠中の生体データ等を分析することにより、疲労度の見える化を行なうと共に、疲労回復に向けたアドバイス等のサービスや、高齢者に向けた、睡眠中の生体データ等に基づく健康見守りサービス。寝具下に設置したセンサーを活用し、高齢者本人だけでなく、見守る家族の負担も低減するサービスを目指すという。

エコナビスタは、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座発のスタートアップ企業で、疲労や睡眠等の医学的研究を基礎としたICTシステムのソリューションを手がける。事業として、毎日の”生活状態(ライフリズム)”を自動記録し、専門医療機関と連携して認知症や高齢者に多い疾患である熱中症、睡眠障害などの予兆を見える化。予防医学で体調の急変や事故を未然に防ぐための見守りシステムや、一般住宅、商業施設、病院施設へ向けたホームコントロールシステムの開発などを行なっている。

東京ガスは、ガス、電気のほか、住宅や食、健康に関わるサービスをまとめた「ずっともプラン」を提供している。今回の提携は「ずっともプラン」拡充を目的とした初めての出資案件となる。エコナビスタへの出資を通じ、顧客の健康をサポートするサービスの開発を推進するという。