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AIエージェントの作り手たち
2026年4月25日 09:00
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LINEヤフーが、“日常”に寄り添うAIエージェント「Agent i」をスタートしました。LINEとYahoo! JAPANのサービスで”別々”に展開されていた、サービスを基本Agent iにまとめていきます。4月時点では、レシピやファイナンス、ヤフコメまとめ、など様々なサービスが用意されており、年内には20以上のエージェントを展開予定です。
個人的に興味を引いたのは、別記事にもしましたが、LINEの「友人との日程調整」。これはかなり便利そうです。体験会では、20個ほどのサービスが展示されていましたが、正直な感想を言えば「玉石混淆」です。LINEの日程調整のように実用的で使いたい、と思うものや魅力的なものもあれば、出オチ的なものや事業性に疑問符が浮かぶものも少なくありません。
ただし、それがダメというわけではありません。発表としては、「とにかくエージェントにかけてみよう」という意気込みがしっかり感じられました。
もうひとつ印象的だったのは、多くのブースの説明員の大半が、20~30代前半と見られる若手スタッフだったことです。
それぞれがサービスの特徴や目指す姿を熱心に伝えてくれましたし、プロダクトに対する“愛”を感じる説明が多かった印象です。それぞれのエージェントは、いいものも、微妙なものも存在していましたが、プロダクトに向き合う姿勢や愛情はポジティブなものが多いように感じました。
テック・IT産業も成熟しつつあり、10年20年前のように「若者が世界を変える」といった業界ではなくなってきています。かつては若者の産業に見え、筆者も近くに身をおいていたIT業界ですが、いつの間にか記者会見のサービス説明員も手練のプロジェクトマネージャーやベテランが多くなっていたように感じます。
今回の会見のいくつかのブースでは、熱量は感じるけれど、拙さを感じた場面もありました。しかし、若者が本気でサービスに向き合い、成長を目指している姿は気持ちよさを感じましたし、自分が年をとったとも感じました。
LINEヤフーも、粗削りでも、若者を育てながらAIエージェント時代に向き合おうとしているのかもしれません。サービスの良し悪しは冷静に評価しますが、チャレンジする姿勢は常に応援していきたいと思います。

