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積水ハウス、建設現場の熱中症対策で「ひんやりBOX」
2026年6月10日 08:00
積水ハウスは、建設現場の熱中症対策を進める「現場クールプロジェクト」の重点施策として、エアコン付き休憩スペース「ひんやりBOX」を全国の建設現場に100台規模で設置する。プロジェクトでは、冷却設備や作業服などの施策も組み合わせ、建設現場における熱中症リスク低減を図る。
現場クールプロジェクトは、現場に近い従業員のアイデアを起点に、複数の視点から夏場の熱中症対策を検討する取り組み。2025年に始動し、パイロット運用で得た知見を踏まえて、26年夏からはひんやりBOXの仕様や運用方法の見直し、現場ごとの状況に応じた対策の検証、運用面の整備を進めながら拡大展開する。
ひんやりBOXは、積水ハウスが日野屋と共同開発したエアコン付き小型休憩施設。仮設トイレに用いられる躯体を休憩スペース用に整備したもので、戸建住宅や都市部の賃貸住宅の建設現場など、大型の休憩施設を設置しにくい現場での活用を想定する。
本体背面に窓用エアコンを備え、内部にはベンチやテーブル、いすなどを配置する。同社の試験環境では、外気温44℃相当の条件下でエアコンを稼働させたところ、室内温度は20℃を記録したという。今回の施策では、搬入時点で窓用エアコンを組み込んだレンタル仕様へアップデートし、設置準備や撤去時の対応、保管に関する負担軽減を図る。
気象庁によると、25年夏の日本の平均気温は統計開始以降で最も高く、厚生労働省の公表資料では、25年の職場における熱中症での死傷者は統計史上最多の1,803人だった。積水ハウスは、こうした状況や現場課題を踏まえ、作業従事者が暑熱環境下で休憩を取りやすい現場づくりを進める。


