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PayPayで「自動車税」を払った。今年は“ポイントなし”

今年も自動車税納付時期になりました。自動車税の納付方法には、銀行振込みやコンビニ支払いなどさまざまな方法がありますが、「PayPay」「LINE Pay」「PayB」などによって自宅からでも手軽に支払いができます。今回は、PayPayを使って自動車税の支払いを行なってみました。

支払い可能なスマートフォン決済

筆者の住む埼玉県では、昨年からPayPayによる自動車税納付が可能になりましたが、昨年時点では全国42の都道府県が対応しており、北海道、青森、秋田、岩手、山形が対応未定になっていました。しかし、今年は対応自治体がさらに増え、全国46都道府県で対応が可能になりました。最後に残った秋田県も対応予定になっていて、6月には利用可能になる見込みです。これにより全国でPayPayによる自動車税の納付が可能になります。

支払期限は青森県、秋田県のみ6月30日、それ以外の都道府県は5月31日までです。

なお、軽自動車税についても対応している市町村ではPayPayによる納付が可能ですが、市町村毎に対応が異なるため、PayPayを利用した納付が可能かどうか個別に確認しておきましょう。

今年からポイントは付きません

一つ残念なことは、これまでPayPayによる自動車税の支払いなどを行なえる「PayPay請求書払い」では、0.5~1.5%のポイントが付与されていましたが、4月1日からルールが変更され、ポイント付与の対象外となったことです。支払う金額もそれなりに大きく、ポイントが貰えるメリットが大きかっただけに残念なところです。とはいえ、スマホを使っていつでも支払いができるメリットや振込手数料も不要なため、PayPayで支払うメリットはあります。

なお、PayPayのポイント還元はなくなってしまいましたが、au PAYは0.5%付与のうえ、抽選で1万名に1,000ポイントがあたるキャンペーンを実施しています。また、ファミペイも最大2,000円が抽選であたるキャンペーンを、ペイジーも1,000名に1万円が当たるキャンペーンを行なうなど、決済手段によっては還元が受けられるものがあります。お使いのサービスの対応状況などを調べておくとよりお得に使えるかもしれません。

納税通知書のバーコードをスキャンするだけ

PayPayでの支払い方法は簡単です。郵送されてきた「自動車税(種別割)納税通知書」にあるバーコードをPayPayアプリのバーコード決済で読み込むだけです。

ただし、注意点もあります。クレジットカードやペイジー、スマートフォン決済では、納税証明書が発行されません。手続日から2週間ほどは、運輸支局等での納付確認もできないため、納税後にすぐ車検を受ける予定の場合は、納税証明書が発行される金融機関やコンビニで納税することをお勧めします。

オンラインによる決済では納税証明書は発行されませんが、運輸局に記録が残るため車検時に納税証明書は不要です。上記の通り納付手続の直後は納付確認ができませんが、通常2週間後からは納税証明書が無くても車検を受けられます。この点もオンライン決済のメリットです。

スマートフォン決済アプリ等では納税証明書が発行されません

また、クレジットカードやスマートフォン決済は「納期限内」でのみ決済が可能です。期限を過ぎると納付できなくなるので支払期限までに納付しましょう。ペイジーの場合は納付期限を過ぎても納付ができます。

まずは納税額を確認

自動車税を納めていれば毎年の事ではありますが、自分が支払う自動車税の金額を確認し、PayPayにチャージします。昨年、筆者の自動車税は45.000円でしたが、今年は新規登録から13年以上経っているクルマになるため自動車税が上がり、51,700円になっていました。高いです。個人的にはこの税制全く納得がいっていませんが、納税しないわけにはいきませんのでおとなしく51,700円をチャージしました。

チャージをしたら自動車税(種別割)納税通知書のバーコードをPayPayアプリでスキャンします。バーコードは納税通知書の左下にあります。

バーコードをPayPayアプリでスキャンします

バーコードの読み込みが完了すると、税金の納付先と金額の確認画面が表示されます。内容を確認して「今すぐ支払う」をタップすれば支払いが完了します。

支払い先と金額が表示されます
支払いが完了しました

ちなみに新機能として「支払い予約」というものも利用可能になりました。確認画面で「支払い予約をして後で支払う」を選ぶとカレンダーが表示され、希望の日時に自動で振り込むことができます。

ポイントが無くてもメリットはある

今回、残念ながら自動車税をPayPayで支払ってもポイントが付かなくなってしまいました。しかし、クレジットカードによる支払いでは手数料がかかるなどデメリットがあるのに対して、PayPayの場合は手数料がかかりません。ポイントは付かなくてもメリットはあると言えます。

PayPayでの支払いは操作も簡単で、普段からPayPayを使っている人なら迷う事もありません。同じように税金を納めるなら、手軽に納税できて手数料がかからないPayPayはお勧めできます。