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ポイントが付くので「楽天ペイ」で自動車税を納付した

今年も自動車税を納付する時期がやってきました。ここ数年はコード決済を始めとしたキャッシュレス決済が普及したおかげで、わざわざコンビニに納付書を持っていって納税する手間がなくなり、便利になりました。しかし、コード決済での請求書払いでは当初、支払時に各キャッシュレス決済でポイントが付くという特典がありましたが、現在ではポイントが付く決済手段は少なくなりました。

そうした中、4月から新たに請求書払いに対応した「楽天ペイ」では、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ時に限り0.5%のポイントが付きます。楽天カードを所持しているという条件付きになりますが、ちょうど楽天カードを昨年末に作ったところでもあり、今年は楽天ペイで自動車税を納めることにしました。

楽天キャッシュにチャージする

楽天ペイの請求書払いは、電気代などの公共料金、固定資産税、自動車税、住民税などの請求書(振込票)に記載されているバーコードやQRコードを楽天ペイアプリで読み込むことで支払いが行なえるサービスです。支払いは楽天キャッシュのほか、楽天ポイントが貯まっていれば、ポイントで公共料金を支払うこともできます。

今回は楽天ポイントは使わず、全額楽天キャッシュで支払うことにしました。

まずは楽天ペイアプリから支払いを行なうため、支払い金額を楽天キャッシュにチャージします。今回の支払い額は51,700円です。筆者の車は13年以上乗っていますので、従来の45,000円に15%上乗せされた金額です。地味に重いですね。自動車税は2019年4月1日に減税が行なわれているのですが、それ以前に登録されていた自動車は今までのままです。そろそろ車を買い換えろ、という圧を税金から感じてしまいます。

楽天キャッシュにチャージ完了。付与予定のポイントは258ポイントです。

楽天キャッシュにチャージが完了すると、付与予定のポイントは258ポイントと表示されました。

「eL-QR」でかんたん納税

チャージが終わったらいよいよ納税です。楽天ペイなどQRコード決済で請求書払いをするには、「地方税統一QRコード(eL-QR)」を利用します。eL-QRは今年の4月1日から各地方自治体で対応が始まった制度で、納付書に印刷されたQRコードをアプリで読み込むことで手軽に納税が可能になります。eL-QRは、スマホだけでなくWebカメラ等を搭載したPCからでも読み取って利用できます。

実際に使用するQRコードですが、今回受け取った納付書にはQRコードの横に「eL-QR」と印刷してあるので、間違えることはないでしょう。

QRコードの横に「eL-QR」と表示されています

支払いは楽天ペイアプリから「QR読み取り」をタップして、QRコードを読み取るだけです。

支払い先を確認。今回は楽天ポイントを使わないので「利用しない」のままです
画面下部のスライダーをスライドすると支払いが完了します
無事支払いが完了しました

納税証明書は発行されません

なお、クレジットカードやペイジー、スマートフォン決済では、自動車税の納税証明書が発行されません。手続日から2週間ほどは、運輸支局等での納付確認もできないため、納税後にすぐ車検を受ける予定の場合は、納税証明書が発行される金融機関やコンビニで納税することをお勧めします。

オンラインによる決済では納税証明書は発行されませんが、運輸局に記録が残るため車検時に納税証明書は不要です。上記の通り納付手続の直後は納付確認ができませんが、通常2週間後からは納税証明書が無くても車検を受けられます。この点もオンライン決済のメリットです。

また、クレジットカードやスマートフォン決済は「納付期限内」でのみ決済が可能です。期限を過ぎると納付できなくなるので支払期限までに納付しましょう。ペイジーの場合は納付期限を過ぎても納付ができます。

手数料が取られないのでお得

以上で自動車税の支払いは完了しました。スマホによるコード決済では、以前のようにポイントが付かないことが多くなりましたが、納税時に手数料がかからず、手元で何時でも納税できるののは今でも大きなメリットです。今年から請求書払いに対応した楽天ペイでは、楽天カードを持っているという条件が前提となるものの、ポイントが貰えます。楽天カードを持っているなら、今年は楽天ペイでの納税がお勧めです。

清宮信志