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OpenAI次世代モデル「Astra」の開発を一時制限 高いサイバー能力に懸念
2026年8月8日 13:04
OpenAIは7日(米国時間)、次世代モデル「Astra」について、社内評価で高い進歩を示す一方で、サイバー攻撃能力が社内の安全ガイドラインで最上位の「Critical(クリティカル)」になる可能性が否定できないと公表し、一部開発を停止。社内においても隔離されたテスト環境以外での利用を一時停止した。
Astraは、OpenAIの次期主要モデルのコードネームで、1日には社内テストなどにおいて、高い数学的能力を示し、10年以上の間進展しなかった数学問題を解決したことなどを報告。高い可能性と最新AIモデルが広く提供されることの意義を強調していた。
しかし、今回サイバーセキュリティ上の懸念が判明したことから、安全対策を優先し、Astraの開発や社内利用を制限することとした。
OpenAIでは、AIモデルの能力の進歩を特定し、取るべき対策を決める「準備フレームワーク(Preparedness Framework)」を23年12月に策定している。現状の最上位モデル「GPT-5.6 Sol」を含む既存モデルのサイバー能力は「High」にとどまっていたが、Astraでは最上位の「Critical」に達した可能性があるという。
そのためフレームワークに則り、隔離されたテスト環境などの管理・制限されたセキュリティ要件を満たす用途以外のAstraの社内利用・開発を中止。政府機関やAI安全団体と協力し、モデルの機能を検証しながら、追加のセキュリティ対策導入などを検討していく。
なお、Astraは7月に発生したHugging Faceへの侵入問題には利用されていない。
OpenAIでは、「高度なサイバー機能を備えたモデルは、防御側が攻撃者よりも先に脆弱性を特定し、対処するのに役立つべき」と説明。Astraの公開時期などについては発表中では触れられていないが、サム・アルトマンCEOはXの投稿で、「Astraはパワフルなモデルで、広く一般公開したい。強力なモデルを選ばれた少人数に限定しておくことは良い戦略ではない。しかし、そのサイバー能力を考慮すると、安全にこれを実現するにはもう少し時間がかかる。できればそれほど長くはかからないことを願っている」と述べている。
astra is a powerful model and we are working to make it generally available.
— Sam Altman (@sama)August 7, 2026
we do not think it is a good strategy to keep powerful models to a chosen few.
given its cyber capabilities, we need a little big longer to do do this safely. but hopefully not too long!

