いつモノコト

3.5万円の1TBレコーダがとても便利。パナソニック「DMR-2W101」

パナソニック「ディーガ DMR-2W101」

価格情報サイトを見ていたら、1TBのブルーレイレコーダーが3万円台で買えることを知りました。偶然にも、姉からレコーダーの購入相談を受けていたので買ってみることにしました。

筆者が選んだのは、パナソニックのおうちクラウドディーガ「DMR-2W101」です。HDD容量は1TBで、2番組同時録画(地上デジタル×2、BS/CS×2)に対応するなど基本機能が充実しており、テレビがなくても、スマホで録画番組や放送中の番組を楽しめる「どこでもディーガ」にも対応します。価格は35,000円でした。

奥行き18cmで設置しやすい

本体のサイズは、430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.8kgです。奥行きが18cmと非常に短いため、狭いスペースでも設置ができます。

DMR-2W101とスティックのりの比較

DMR-2W101のリモコンは、ボタンの視認性が高く、押し心地がいいです。リモコンを手に取ると、親指の位置が「早戻し/再生/早送り」などの主要ボタンの位置くるので、基本的な操作が直感的に行なえます。

便利だと感じたのは、[再生]ボタンを長押しすると”1.3倍速”の速さで見ることができることです。また、早送りや早戻しのちょっとした微調整を[10秒戻し]や[30秒送り]ボタンで行なえる点も便利です。

リモコン

初期設定も楽々にできますが、HDMIケーブルと2本目のアンテナ線は別売りのため注意が必要です。なお、筆者は、HDMIケーブルをパナソニック「RP-CHKX15」、アンテナ線は自作しました。アンテナ線をご購入される場合はホーリックの「HAT10-914SS」あたりが良いと思います。

背面端子部

録画機能がすごい。新番組を見逃す恐れがない

リモコンのホームボタンを押すと、ホーム画面がでてきます。[録る]「見る」[残す]など、やりたい動作ごとにアイコンが用意されているほか、各種設定もこのホーム画面で行ないます。

ホーム画面

録画予約は[番組表]から。めぼしい作品の所にカーソルをあて、リモコンの「ワンタッチ予約録画」ボタンで予約、または、番組表からめぼしい作品を選択し、「番組予約へ」を押したのち、録画モードや録画先、時間指定などをします。

番組表

自分が覚えているタイトルだけなら問題ありませんが、新作ドラマやアニメの場合は、このような録画操作に一苦労です。手間だけではなく知らないタイトルもあるので見逃す恐れがあります。

その場合、ホーム画面から「新番組/特番おしらせ」の項目が役に立ちます。この項目は、これから放送される新番組と特番を絞り込んで表示してくれるため、これからスタートする注目作品を選んで録画できます。

新番組/特番おしらせ

それでも面倒な場合は「おまかせ設定」をすることで、好きなジャンルを自動的に録画してくれます。なお、筆者はドラマとアニメを頻繁に録画するので、この2つのジャンルで設定を行ないました。

なお、おまかせ録画を設定したものは「おまかせ」という印がつきます。ハードディスクが足りなくなると自動的に削除されるので注意が必要ですが、おまかせ録画で録画した作品を確認し、見たいものであれば毎週録画設定を行ない、そうでないものは削除すれば簡単に整理ができます。これだけやれば、番組見逃しは相当減らせます。

おまかせ録画の画面

「残す」も試してみました。自宅にあったBD-R(25GB)に録画番組をダビングしてみましたが、ディスクを入れると22,453MBと表示され、録画した番組を20,995MB分入れてダビングを開始すると24分かかりました。ダビング中もテレビなどは視聴できます。ただし、録画中にダビングを行なうと一部機能が制約される場合もあります。

ニュース機能が便利。新作ドラマやアニメの情報も

ちょっとおもしろいのがニュース機能です。「ニュース録画設定」を“入”にし、見たい放送局で設定すればニュースを自動的に録画してくれます。録画するとホーム画面に「最新ニュース」として表示できるほか、録画したニュースをジャンル、旬のワード、トピックスごとに分割したものを「ニューストピックス」として表示してくれます。

例えば7月21日(月)21:00のNHKニュースから一部抜粋すると、ジャンルがスポーツ、旬のワードが第19回世界選手権、トピックスが[2種目で過去最高の銀獲得]となっており、これを読むだけでもどんなことが起きたか分かりますし、筆者もニュースを見るようになりました。

ニューストピックスの画面

また、[番組ニュース]では、新作ドラマやアニメなどの関連記事も表示してくれます。ホーム画面の「番組ニュース」を選択すると、ドラマやアニメ、エンタメを中心とした作品の記事が表示されます。ドラマやアニメであれば、前回までのおはなし、作品のあらすじ、キャラクター紹介などがあり、中には出演者からのコメントなどもあります。アニメやドラマの簡単なポータルサイトとして便利で、筆者も日常的に使うようになりました。本当に便利です。

番組ニュース

スマホやタブレットでも番組視聴

また、テレビがなくても、スマホやタブレットで録画番組や放送中の番組が楽しめる「どこでもディーガ」に対応しています。この機能の利用には、アプリ「どこでもディーガ」を使います。

例えば、自宅で他の家族にテレビを独占されてしまった場合や、出張の移動中、滞在先のホテル、ネットワーク環境がある場所ならばどこでも視聴ができます。放送している番組もリアルタイムで視聴できます。また、レコーダーから、スマホやタブレットに番組データを送っておけば、通信を使わずに視聴できます。

タブレットでリアルタイムにテレビ視聴

「録画予約」にも対応しており、スマホやタブレットからも番組表を確認し、録画できるので、本当に便利です。

DMR-2W101で録画した番組をタブレットで確認

[予約ランキング]では、ディーガユーザーがどんな番組を録画しているかが分かるため、人気番組を気軽にチェックして録画予約できます。また、ユニークなのが「お店マップ」機能。テレビで紹介されたお店は、行きたいと思っても、すぐに忘れてしまいます。番組情報がアプリで確認できるため、番組情報からお店を確認できるのが便利です。

また、スマホやタブレットで撮りためた写真もレコーダに保存でき、テレビの大画面で確認できます。家族の写真を大画面で見たい時に重宝しました。

DMR-2W101は、すっかり我が家のマストアイテムになりました。買ってから1週間でおまかせ録画も100タイトル超えましたが、整理しても、ほとんど視聴したい作品ばかりでした。時間が無限に欲しくなる、コスパの良いレコーダーです。

西園寺正太郎

趣味はオーディオとモノづくり、湯豆腐と鯵が好きなちょっと渋い20代。ブログは https://saionjihouse.com/