いつモノコト

重さ620gのハンディクリーナー シャーク「EVOPOWER W30」

筆者はコード巻き取り式の掃除機を愛用していましたが、使うのはなかなか億劫です。サイズは大きいし、重量もある、毎回コンセントに接続しなければ行けないということで、掃除意欲はなくなり、気がつけば1カ月。“お部屋”が“汚部屋”になりました。

「気楽に使える掃除機を買えば、日々の掃除もはかどるし、掃除が面倒にならないハズ」。そう思い、コンパクト・軽量・コードレス、3つの言葉を胸に掃除機を探していたところ、良い掃除機に出会いました。

シャークのコードレスハンディクリーナー「EVOPOWER W30(WV251J)」(以下W30)です。コンパクトで手になじみやすい形状が特徴で、コードレススティッククリーナーと同等のパワフルなモーターを搭載し、重さは620gと軽く、ゴミはワンタッチで捨てられるので衛生的です。購入価格は12,800円でした。

コンパクトで軽い本体と充実した付属品が掃除意欲を高めてくれる!

本体のサイズは、419.1×53.5×60.96mm(高さ×幅×奥行き)でコンパクトです。筆者がこれまで使っていた掃除機のように大きくないので、一人暮らしには使いやすいサイズ感で満足しています。重さは620g(バッテリー含む)です。

付属品は、充電ドック、予備バッテリー、マルチノズル、隙間用ノズル、布団用ノズルです。これらの付属品も、W30の使いやすさをさらに向上してくれます。

本体と付属品

まず充電ドックはW30を立てかけるだけで充電してくれる便利な代物です。本体にケーブルを差し込んで充電するタイプ、バッテリーだけを外して充電するタイプなどは少し手間がかかります。充電のしやすさで掃除意欲が上がります。

次に予備バッテリーですが、これも重要です。掃除中に突然バッテリーが切れてしまったら掃除はそこでストップします。もちろん掃除意欲は下がりますし、筆者ならそこでやめてしまいます。予備バッテリーがあれば安心して掃除ができます。

そして、3本の掃除ノズルですが、こちらを使うことで幅広い掃除のシーンに対応ができます。ノズルを使い分けることで掃除が楽しくなり、掃除意欲は高まり、クリーンなお部屋になること間違いなしです。

使用前に、本体を充電します。充電中はランプがゆっくり点滅し、完了するとランプがほのかに点灯します。なおフル充電には約2.5時間かかり、バッテリー2本で24分使える仕様となっていますが、1部屋の掃除なら24分もあれば十分であり、使用後はまた充電ドックに置くだけなので、フル充電にかかる時間は苦にならないかと思います。

電源ONにすると電源ボタンが点灯

実用的であらゆるシーンに対応

まずはアタッチメントをつけずにフローリングや壁を掃除しました。操作は電源ボタンのONとOFFの切り替えだけで、シンプルです。フローリングでは目に見えるほこりはもちろん、多少大きなゴミでもきちんと吸ってくれます。W30を無造作に扱っても、先端にはラバー素材が使われているので、フローリングにキズをつける恐れがありません。

壁ではW30の軽さによりラクに掃除できました。筆者のお部屋の壁は、天井付近に近くなるほどほこりが溜まっています。そこをめがけて吸い取るとあっという間にキレイになりました。以前も通常の掃除機でやってみたものの、掃除機が重く電源コードも届かず、ホースの柔軟性も無かったのでほこりは取れませんでしたが、ここまで簡単にできると気持ちが良くなり、ついつい壁全体のほこりをとってしまいました。

アタッチメントなし

今度はマルチノズルを装着してみました。マルチノズルは汚れや毛髪を除去する小型ノズルです。キッチンの隅には油とほこりがまじった汚れが溜まっています。そこにマルチノズルを使ってこするようにしてみると、しっかりと落ちました。またキッチンマットの上でも試したところ、小さなゴミや埋没しかけているゴミもしっかりとれて、パワフルなモーターが採用されているだけのことはありました。

マルチノズルを装着

次に布団用ノズルを装着してみました。付属品の中で一番大きなノズルで、マットレスやカーテンなどのファブリック上の細かいほこりから大きなゴミまで吸い取ってくれます。マットレスの上で試すと、引っかかることもなくスムーズにゴミをとってくれました。筆者がマットレス掃除用に使ってきたコロコロは粘着部分をちぎって使うのが面倒だったので、W30は重宝しそうです。

布団用ノズルを装着

隙間用ノズルでも掃除してみました。車内や部屋の角、家具の隙間など狭いスペースに対応するブラシ付ノズルです。ブラシを使わない時は収納することができるので便利です。まず、ブラシなしでテレビの裏を掃除してみると、ほとんどのほこりを取り除くことができました。多少気になった所はブラシでゴシゴシとこすりながら吸い込むことで、完全にほこりをとることができました。

筆者はこの隙間用ノズルが一番気に入っています。デスク回りの狭いスペースに重宝しています。デスクは意外にほこりがたまります。例えばキーボードのキーとキーの間、ディスプレイスタンドの周辺が目立ちます。定期的にW30に隙間用ノズルをつけて吸い込めばあっという間にキレイになります。

隙間用ノズルを装着

W30をしばらく使っていると電源ボタンが2回点滅し、ゴミが溜まっていることを知らせてくれます。「ダストカップボタン」をスライドさせると、ダストカップが下方向に開いてゴミを捨てられます。ダストカップとフィルターは水洗いができるので衛生的です。

ボタンをスライドさせるとダストボックスが下方向に開く

筆者は、W30を買ってからコード巻取り式の掃除機の出番がすっかりなくなりました。本体はコンパクトで軽くパワフルな吸引力があります。3種類のノズルと予備バッテリーが付属しているので、余計な出費がかからない上、リーズナブルな価格で文句がつけられません。W30は素晴らしい製品です。

西園寺正太郎

趣味はオーディオとモノづくり、湯豆腐と鯵が好きなちょっと渋い20代。ブログは https://saionjihouse.com/