いつモノコト

ビンテージデザインで注目、ベアボーンズのLEDランタンを寝室で使う

そうだ。LEDランタンだ

ベアボーンズの「フォレストランタンLED」。ほとんどなにもないベッド周辺ではけっこう存在感がある

引っ越ししたばかりだが、ベッドサイドの「寝る直前まで点けておく照明」について、しばらく頭を悩ませていた。

筆者は寝る時には部屋を真っ暗にする。寝室の天井照明は調光式でかなり暗くできるのだが、スイッチは出入口付近にしかなく、ベッドに入るとまったく手が届かない。そこで、引っ越しで旧宅から持ってきた、クリップ式でアームがグニグニと動くスポットライト(LED電球)をベッドの柵に取り付け、壁に向けて照らし間接照明として使っていたのだが、寝る直前に使うには、どうにも装着しているLEDライトが明るすぎた。また、ベッドサイドで使うには、銀色のアームや電源ケーブルが這う見た目がパッとしないということも微妙な不満だった。

そこで、できる限りシンプルなデザインの壁掛けタイプの照明を探し、できれば実物を見たいと思いIKEAの原宿店を訪れたものの、この店舗では欲しかったモデルを取り扱っていなかった。壁掛けタイプは壁に穴を開けることになるし、この時期は通信販売も妙に時間がかかるので、サクっと手に入らないなら壁掛けではなくスタンドライトでもいいかと考え、こちらも探してみたが、転倒防止の観点からか、土台が大きくて重いしっかりした製品が多く、ロボット掃除機の邪魔になるならやめようか……と考え直してしまった。

そうこうしているうちに時間が過ぎていったのだが、友人らが筆者宅を訪れてくれた際、バルコニーに出た時に「(夜で暗かったので)ここには照明がいるな」と言われて、小さく閃いた。人工芝のバルコニーはキャンプ用品を使うと雰囲気が出て楽しいのだが、キャンプ用のLEDランタンをバルコニー用として買い、バルコニーを使わない普段は、それを寝室で使えばいいのではないかと思いついたのだ。

そこからはキャンプ用やアウトドアをイメージしたLEDランタン選びだ。Amazonでいきなり安価な製品が見つかったので、そのクラシックな見た目の小型のLEDランタンを購入してみた。価格は1,880円(税込)だった。乾電池駆動ということだが、エネループなど充電式の電池を入れればいいと軽く考えていたものの、届いて電池を入れようとすると、入らない。実はアルカリ乾電池などと比べて充電池はわずかに“太い”のだが、この製品の電池ボックスは乾電池がギリギリ入る設計で、わずかでも太い充電池は入らないのだ。同梱の取説にも乾電池専用と書かれていた。

おとなしく単3形乾電池を4本を入れてしばらくの間使っていたが、取っ手のワイヤーを動かすと擦れた部分の塗装がパリパリと剥がれるとか、ライトの色はけっこう黄緑色がかっていて、内部の接触が悪いのか時々謎の明滅をするなどの微妙な点も多く、全体的に価格なりの品質という感じで、非常時用の予備とあいなった。LEDに限らずランタンで有名なのはコールマン。LEDランタンもラインナップしており、Webサイトでチェックしていたのだが、部屋の中で普段から使えそうなデザインとなるとなかなか難しい。

伝統的なランタンのボディを模した小型のLEDランタン
電池駆動なのだが、設計がタイトで充電池が入らない

ベアボーンズのLEDランタンを選ぶ

そんな折に見つけたのだが、ベアボーンズというアウトドア関連製品のメーカーだ。2012年に設立された会社で、歴史の長いブランドが多いアウトドア関連メーカーの中ではかなり新しい部類だろう。なんといっても特徴的なのは、ビンテージデザイン。あくまで現在開発・製作されている製品群だが、ライトや食器は特に「おじいちゃんの荷物入れから出てきた」と言われても信じてしまいそうな、味のあるデザインが特徴だ。

ベアボーンズのラインナップのうち、机に置けるタイプのLEDランタンは3種類あり、ディフューザー(拡散板)が装備され、光が比較的柔らかそうな「フォレストランタンLED」を買ってみた。Amazonでの価格は7,780円(税込)だ。

ベアボーンズの「フォレストランタンLED」(右)

「フォレストランタンLED」は炭鉱用カンテラをイメージした製品で、ライト部分を囲うスチールパイプのガードが印象的。筆者が購入したカラーの「アンティークブロンズ」は、エッジ部分の色が最初から剥げたような見た目で、使い込んだような雰囲気に仕上げてある。高さは約24cm、幅は約15cmあり、小型ではないためけっこう存在感がある。

ライトの色は電球色ということだが、けっこう色温度は高めで白っぽい。LEDの発光モジュールは下側にあり、上方に向かって照射しつつ、ディフューザーで拡散しているという仕様のようだ。真横からだと光源は見えないが、顔より下に置くと光源の場所が分かり、それなりに眩しい。

エッジは色が剥げて使い込んだような仕上げ
ベッドサイドで点灯しているところ。真横なら眩しくない

4,400mAhのリチウムイオン充電池を内蔵しており、microUSBケーブル(5V 1A)で充電する。明るさは5~200ルーメンで調整でき、連続点灯時間は明るさ最小の場合で約80時間、最大の場合で4時間以下となっている。充電時間は4~6時間。電池残量はLEDインジケーターで確認できる。IPX4(防沫形)の防水性も備えている。本体の重さは実測値で764g。比較的大きなボディのため、あまり重いとは感じない。

後ろ側には充電用のmicroUSBジャック

電池残量を示す緑のLEDインジケーターが常時点灯していて雰囲気を削いでいるとか、明るさ調整のノブは刻みが細かすぎてやたらと回転させないと最大輝度にできないとか、購入した製品はメーカー名のプレートの平行がずれて付いていた(片方のリベットが潰れていた)とかの、仕様の詰めや生産品質に不満がないでもないが、コンセプトやデザインは高いレベルでまとまった製品。

実際にアウトドアに持っていくには不安が残るが、自宅で使うならこれぐらいデザイン重視の製品でないと、という思いもある。もっといいやつを……とさらにLEDランタンを探して買ってしまいそうで怖いが、ひとまず寝室の「寝る前の灯り問題」はこの製品で解決している。

太田 亮三