いつモノコト

自家製マスクをつくってみた。材料はすべて有り物

とりあえず5月6日まで休校な子どもたちですが始業式だけはありまして、うちの長女(中3)も課題のプリントをたくさん持ち帰ってきました。そのなかに「立体マスクの作り方」なるものを発見。文部科学省のホームページでも掲載している自作マスクのつくり方のようです。

こんなプリントが中学校で配付される

本来は学生に対して「つくってみてね」のお知らせですが……とりあえず奥さんがつくってみるとのこと。今回はそのレポートです。

使い古しのガーゼハンカチを再利用

まず必要なものは、ミシンと布です。マスクなのでガーゼがいいようです。手芸屋さんでもガーゼ生地が爆売れ、というニュースが流れましたが、わが家では使い古しのガーゼハンカチを使います。お子さんのいらっしゃる家庭では、乳幼児のときに使ったガーゼハンカチが複数枚あるかと思います。それをこの機会に再利用。ただし、奥さんいわく「表地はガーゼじゃない方が仕上がりがいいはず」とのことで表地には、これも学校で使う手提げなどをつくった際の余り生地を使用します。

右がガーゼハンカチ、左がかつて学校用品をつくった際の端切れ

生地にアイロンをかけて、型紙をあててみます。ハンカチガーゼの面積でマスクの左右2枚分は十分にまかなえます。今回は小学生用のため、型紙を少し縮小コピーしたこともあり、うまく切り取ることでマスクふたつ分つくれそうです。

型紙をあててみるとハンカチサイズでちょうどつくれる感じ
型紙に合わせて生地をカットする

ミシン経験があれば、わりと簡単そう

カットした生地の左右のパーツの中心側を縫い合わせて開くと、なんとなくマスクっぽくなりました。表地・裏地ともに同じように縫い合わせます。なお「立体マスクの作り方」には書いてませんでしたが、この中心部分のぬいしろをダブルステッチにすることで強度を増したとのことです。

ミシンを使ったことがないお父さんにはハードルの高い作業
裏地も同じように縫い合わせる
中心部分をダブルステッチにして補強
表・裏を合わせるとこうなる、というイメージ

表・裏のパーツが用意できたら、中表(表と表を内側)に合わせて上下部を縫い、表側にくるりとかえすとこのような状態になります。ここまでくると、もうマスク以外の何ものでもありません。

マスクの表側
マスクの裏側

耳にかけるゴムも使い捨てマスクのものを再利用

マスクのかたちができたら、あと少し。耳にかけるゴムを通す部分の処理となります。表布の両端を内側に三つ折りしてステッチをかけます。ここにゴムを通して結べば耳にかけられる、といった仕組みです。

ちなみに、わが家では使い捨てのサージカルマスクのゴムを再利用。なるべく自宅にすでにあるものでつくっています。

この三つ折りした部分はゴムを通すところ
サージカルマスクからゴムを拝借

ゴムを結べば、手づくり立体マスクの完成です。そろそろサージカルマスクの在庫が尽きてしまいそうなわが家では活躍してくれること間違いなしでしょう。

完成した立体マスク。ゴムの結び目は三つ折り部分に押し込む

外出自粛な現在、マスクづくりはちょっとした息抜きにもなるかもしれません(息抜きとしてはそれなりに大変ではありますが)。かくいうわたくしも、奥さんまかせにせず、自分用マスクにチャレンジしようかと思っております。

小学生の次女用のため縮小サイズ。使う人に合わせたサイズにできるのもよい

森田範彦