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NVIDIA、Hugging Faceを買収 約1.9兆円

NVIDIAは3日(米国時間)、AIプラットフォーム「Hugging Face」を運営するHugging Faceを129億3,030万ドル(約1.87兆円)で買収することに合意した。両社が協力し、Hugging Faceのプラットフォームを拡大し、インフラを強化。世界中の開発者らがAIを利用できる機会を広げていく。

Hugging Faceは、LLM(大規模言語モデル)やAI関連ツール、データセットなどを共有するプラットフォーム。1,800万人以上の開発者、研究者、クリエイターがHugging Faceを利用し、300万以上のモデル、50万のデータセット、100万のアプリケーションが共有されている。また、20万社以上の企業が導入している。

NVIDIAによる買収後も、Hugging Faceは、「AIエコシステム全体のためのオープンなプラットフォーム」として運営を継続。開発者は、モデル、フレームワーク、クラウドや推論サービスプロバイダー、コンピューティングプラットフォームを自由に選択できる。

エコシステム全体において、オープンソースかつオープンウェイトモデルを引き続きサポート。マルチクラウド、マルチアクセラレータによる開発と展開を引き続きサポートし、開発者自身が自身の業務に最適なハードウェアやインフラストラクチャを利用できるようにする。

NVIDIAは7月、「オープンウェイトモデル」(学習によって獲得したパラメータ(重み)が公開され、誰もがダウンロード・実行・改変できるAIモデル)の重要性を訴える書簡を公開。AIを活用したサイバーセキュリティのためのオープンな技術やツールの構築と共有を目的とした団体「Open Secure AI Alliance」を立ち上げ、多くのテック企業らが参加した。ただし、OpenAIやAnthropicは参加していない。

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、「オープンウェイトがAIへのアクセスを拡大し、AIのリーダーシップが企業、機関、コミュニティ全体に分散されることを確実にする助けとなる」と主張。オープンモデルにより、スタートアップ、企業、大学、公的機関らが、高度な機能を利用し、組織は適切なタスクに最適なモデルを割り当てることが可能になると強調していた。

NVIDIAはこれまでも、Hugging Face上で500以上のモデルと250以上のオープンデータセットを公開してきたが、こうした流れの中でHugging Faceの買収を決定。世界中の開発者が利用・修正し、発展させられるよう、独自のモデル、ライブラリ、ツールをオープンに開発していくとしている。

また、NVIDIAのインフラ、エンジニアリング、グローバルなネットワークにより、Hugging Faceの基盤となったオープンなエコシステムを維持しながら、プラットフォームの信頼性、安全性、モデル評価、推論、デプロイメント機能の向上に貢献できるとした。