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ファミリーマート、全店舗に新型POSレジ導入 有人・セルフを1台で
2026年9月3日 16:19
ファミリーマートは、有人モードとセルフモードを切り替えて利用できる東芝テック製の新型POSレジ「CV-330」を、9月から全国約16,500店のファミリーマートへ本格導入すると発表した。
新型POSレジは、店舗スタッフ用と利用客用の2枚のタッチディスプレイ、バーコードリーダー、レシートプリンター、キャッシュレス決済端末、自動釣銭機を組み合わせて実現している。
最大の特徴が、1台で有人モードとセルフモードを切り替えて運用できる点。ピーク時間帯や、対面販売が義務付けられている酒・たばこの販売、公共料金の支払い、宅配便受付、ホットスナックなどのカウンター商材の販売時などは有人モードに設定し店舗スタッフが対応。オフピークや深夜の時間帯、店舗スタッフが品出しや清掃などの業務を行なう場合などはセルフモードに切り替えてセルフレジとして運用できる。
セルフモードでは、自動釣銭機が組み込まれていることにより、従来のセルフレジでは対応していなかったファミペイをはじめとした電子マネーへのチャージに対応。また、エコ割引商品の購入にも対応している。
また、タッチディスプレイ1台のみの完全セルフレジ構成にも対応。完全セルフレジ構成の場合は、自動釣銭機を加えた現金決済対応の構成と、自動釣銭機を省いたキャッシュレス決済のみ対応の構成で運用できる。
ディスプレイ表記は日本語(漢字、ひらがな)と英語表記に対応。言語切替は店舗スタッフの操作による切替だけでなく、利用客の操作による切替も可能。これにより、外国人利用客がスムーズに買い物できるようになる。同時に、近年増えている外国人店舗スタッフのレジ操作における言語や心理的な負担を軽減し、教育コストや業務効率化の向上を実現する。なお、言語切替は2027年春頃の対応を予定している。
この他、セルフモードで操作に迷った場合に店舗スタッフを呼び出せる「スタッフ呼出機能」も搭載しており、セルフレジに不慣れな利用者が安心して利用できる仕組みも盛り込まれている。
セルフモードのUIは、従来のセルフレジのUIをほぼそのまま踏襲。ディスプレイが横向きから縦向きに変わってはいるが、利用者が戸惑うことがないよう従来同様の操作で利用できるように工夫し、購入から決済完了までのステップ数も変えていないという。
オフピークは「セルフモード」運用
新型POSレジの導入により、店舗側はオフピークや深夜時間帯にセルフモードに切り替えることで他の店舗業務に専念できる時間を創出。店舗スタッフの全業務のうち約3~4割を占めているレジ業務の負担を軽減し、2030年度には2025年度比で2割の労働時間削減を目指すという。同時に、店舗業務を科学的に解析し、1日に必要な推奨労働時間を算出して加盟店に提案する仕組みも整えることで、業務の効率化を図り人手不足に対応することで加盟店を支えたいという。
また、新型POSレジは標準で自動釣銭機を搭載。これにより、店舗スタッフの釣銭間違いをゼロにできるとともに、レジ締め作業も含めた現金管理を大幅に省力化。店舗スタッフが現金に触れることがなくなることで、ホットスナックなどのカウンター商材販売時の衛生面の向上が図れる。
同時に、自動釣銭機はレジドロアーを容易に開けられない構造のため、犯罪抑止に繋げられ、店舗スタッフの安全性も向上できる。
また、ディスプレイや自動釣銭機、バーコードリーダーなどを個別パーツとして組み合わせて実現。故障発生時でも不具合の発生したパーツのみ交換して対応できるなど、メンテナンス性も高めている。
新型POSレジは、2026年6月頃から試験的な導入を開始し、8月末までに約900店舗で導入し運用してきたという。その中で、利用者が操作に戸惑い、使いづらくなったと指摘されたことはほぼなかったという。今後は、現在のカウンターPOSレジとセルフレジを新型POSレジ1種類に置き換えて集約、統合することで、レジ台数の効率化を図りたいとのこと。そのうえで2027年2月末までに全国約16,500店舗への設置を完了させる計画で、設置台数は約37,000台を予定している。
新型POSレジ導入後は、まずは有人モードでの運用を中心に稼働させ、徐々にセルフモードへ切り替えながら利用客に慣れてもらうような運用を予定。そのうえで、加盟店ごとに稼働状況を見極めながら、最適なタイミングと時間帯でのセルフモード本格稼働を目指したいとのことだ。













