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グーグル、AIのための知識共有フォーマット「OKF」を公開

Google Cloudは13日(米国時間)、AIエージェントが組織内の知識などを活用しやすくするためのナレッジ共有フォーマット「Open Knowledge Format(OKF)」を発表した。初期バージョンの「OKF v0.1」としてGitHubで公開している。

LLMやAIエージェントが情報を活用する場合、与えられたデータの質とともに、文脈情報(コンテキスト)が重要になる。コンテキストが不足していると、LLMの本領が発揮できず、正確で実用的な結果を生み出すには、LLMに与える情報の内容とコンテキストの質が必要となる。

一方、AIエージェントが情報を横断して回答を組み立てるための文脈理解は、ベンダーごとに異なるAPIや、独自スキーマに対応する実装が毎回必要となっており、「同じ問題をゼロから解き直している」状態が、AI活用を進める多くの組織で発生しているという。こうした課題を解決し、ベンダーに依存しないオープン仕様として公開するものがOKFとなる。

OKFの核となるのは、MarkdownファイルとYAMLフロントマターの組み合わせだ。Markdownは、#で見出し、**太字**、- 箇条書きといった簡単な記号で文書を構造化できるテキスト記法で、GitHubやNotionなどの多くのツールで広く使われている。人間が直接読み書きできるうえ、プログラムからも解析しやすい点が特徴だ。

OKFではMarkdownに、YAMLと呼ばれる構造化データ記法でメタ情報を付加する。必須フィールドはtype(概念の種別)のみで、title・description・resource・tags・timestampなどがオプションとして定義される。

---type: BigQuery Table
title: Orders
description: One row per completed customer order.
resource: https://console.cloud.google.com/bigquery?p=acme&d=sales&t=orders
tags: [sales, revenue]
timestamp: 2026-05-28T14:30:00Z
---

# Schema

| Column | Type | Description |
|---------------|-----------|------------------------------------------|
| `order_id` | STRING | Globally unique order identifier. |
| `customer_id` | STRING | FK to [customers](/tables/customers.md). |

# Joins

Joined with [customers](/tables/customers.md) on `customer_id`.

このようなファイルをディレクトリ構造で束ねたものが「OKFバンドル」で、ファイル間は通常のMarkdownリンクで相互参照できる。全体がグラフ構造の知識ベースとして機能する。OKFバンドルは一般的なMarkdownエディタで開けるため、人間も理解できる。

sales/├── index.md
├── datasets/
│ ├── index.md
│ └── orders_db.md
├── tables/
│ ├── index.md
│ ├── orders.md
│ └── customers.md
└── metrics/
│ ├── index.md
└── weekly_active_users.md

OKFでは最低限の規定だけを設けて、相互運用性を重視。特定のクラウドサービスや、データベース、モデルプロバイダー、エージェントフレームワークに縛られない、オープン規格として公開する。Google Cloudでは、リファレンス実装なども公開している。