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蓄電池置いて電気代3000円引き「auでんち」 設置無料で停電対策も
2026年5月13日 15:28
auエネルギー&ライフは、家庭用蓄電池を無料で設置でき、電気代が毎月最大3,000円割り引かれるサービス「auでんち」を提供開始した。「auでんき」と蓄電池を組み合わせ、電気代削減と停電時の備えを両立する。まずは東京都(離島除く)の「auでんき ecoプラン」契約者を対象に展開し、全国展開を目指す。
auでんちは、蓄電池の初期費用、設置工事費、月額利用料が無料で、電気代も毎月最大3,000円の割り引きを受けられるサービス。停電時には遠隔制御を停止し、蓄電池から自宅へ電力を供給することで非常用電源として機能する。
気象警報発令時には、蓄電池が自動で緊急充電モードに切り替わり、蓄電池残量を100%まで充電。一定時間電気を使用できる状態を確保する。
電気料金プランには、再生可能エネルギー比率実質100%、CO2排出量実質ゼロの環境に配慮した「auでんき ecoプラン」を採用。従来のauでんきと同水準の料金で利用できるほか、電気代に応じてPontaポイントも貯まる。
同サービスでは、家庭に設置した蓄電池を遠隔で統合制御し、電力市場や需給調整市場と連動して運用する。サービス設計はauエネルギー&ライフが担い、auエネルギーホールディングス子会社のエナリスが持つ電力制御技術や、VPP(仮想発電所)、需給予測の知見を活用する。
東京都の補助金活用に加え、蓄電池の遠隔制御・運用で得られる収益を活用することで、電気代割り引きを実現する仕組みとなる。
背景には、燃料価格の高騰や国際情勢の影響による電力価格の不確実性の高まりがある。再生可能エネルギーの普及拡大に伴い、電力需給の最適化や分散電源の活用が課題となるなか、夏場の電力需要増加や、地震・台風などによる停電リスクへの備えの重要性も高まっている。
2026年4月からは、家庭用蓄電池などの小規模電源を束ね、電力市場で取引できるようになった。auでんちはこうした制度環境のもと、家庭の蓄電池を活用したVPP型のサービスとして展開される。
申し込み条件は、戸建て住宅を所有していること(新築除く)、18歳以上65歳未満であること、蓄電池の設置場所を確保できること、遠隔制御に同意することなど。太陽光発電や蓄電池、V2H充電設備などが未設置であることも条件となる。
申し込みはWebサイト、電話、訪問で受け付け、auでんき ecoプランの同時申し込みも可能。採用する蓄電池は、住友電気工業の「POWER DEPO H」および「POWER DEPO Rx」。
今後、早期に1万件規模の導入を目指すほか、提供エリアの全国拡大、エコキュートやEVなどとの連携も進める。同社はauでんちを通じて、家庭の電力を使うだけでなく、暮らしと社会を支えるエネルギーとして活用するサービスの実現を目指す。
横澤夏子さんと松村沙友理さん「我慢しない節約が嬉しい」
auでんちの発表会ではサービス紹介に加え、お笑いタレントの横澤夏子さんと、元乃木坂46の松村沙友理さんによるトークセッションが行なわれた。
横澤さんは、3人の子どもを育てる先輩ママとして登壇。電気代の節約術には目がないといい、朝から子どもたちのお弁当作りで電子レンジをフル活用するなど、日々の生活のなかで電気のありがたみを感じていると語った。
蓄電池については、これまで災害時に使用する防災グッズのようなイメージを持っていたが、auでんちが我慢を強いることなく日常的に電気代を抑え、電気を自分で生み出している感覚もあり嬉しいと魅力を述べた。
また、毎月最大3,000円の節約ができた場合の使い道について問われると、「高級フルーツ定期便」と回答。スーパーでフルーツの値段の高さを見て立ち止まってしまうことが多いという横澤さんは、節約できた分でフルーツが毎月定期便で届くようになれば心に余裕が生まれ、子どもの遠足のお弁当にも良いフルーツを入れてあげられると笑顔を見せた。
松村さんは、今年女の子を出産したばかりの新米ママとして登壇。独身時代は家にいる時間が短く電気代をあまり気にしていなかったが、現在は子育てで在宅時間が増え、暑い日には1日中エアコンをつけることもあり、電気料金を強く意識するようになったという。
そのため、エアコンの設定温度を上げて暑さを我慢するような無理な節約をしなくても、自然と電気代を抑えられ、さらに環境にも良いため電気を使うことへの罪悪感がない仕組みを評価。ママ友を作るためのキーワードとしてauでんちを教えたいと語った。
3,000円の使い道については、「レジャーの下見」と回答。大阪出身で東京近辺の遊園地や水族館などをあまり知らないため、子どもが好きそうな場所や乗れそうな乗り物を事前に確認しておきたいと、今後の子育てに向けた楽しみを膨らませていた。
トークセッションでは、auでんちの理解を深めるためのクイズ企画も実施。毎月最大3,000円の節約効果は、冷房を1日5~6時間使用した場合の夏のエアコン約1カ月分に相当することや、蓄電池を使用した場合、一般的な600Lの冷蔵庫だけなら約14日間稼働できることが紹介された。















