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アマゾン、衛星通信のGlobalstarを買収 スマホ直接通信も強化

Amazonは14日(米国時間)、衛星事業者のGlobalstar(グローバルスター)を買収すると発表した。これにより、Amazonが推進する低軌道衛星を使用した衛星通信ネットワーク「Amazon Leo」に、スマートフォンへのDirect-to-Device(D2D)サービスを追加し、地上ネットワークの届かない場所にも通信のカバー範囲を拡大していく。

あわせて、AmazonとAppleは、Amazon LeoがiPhoneとApple Watch向けの衛星サービスを提供する契約を締結(緊急SOSを含む)。Amazonはモバイルネットワーク事業者(MNO)やパートナーと協力し、世界中のどこでも顧客に信頼性の高い高速衛星通信を提供していく。

Globalstarは、モバイル衛星サービス(MSS)大手で、iPhone 14以降とApple Watch Ultra 3における衛星SOSなどでも活用されてきた。今回の契約では、AmazonはGlobalstarの既存の衛星運用、インフラ、資産(認可を受けた周波数帯ライセンスを含む)を取得する。Globalstarの周波数帯とMSS能力を、Amazon Leoの規模や性能、到達範囲と組み合わせることで、Amazonは、従来の携帯電話ネットワークのエリア内外を移動している場合でも、世界中の利用者に継続的な接続を提供できるようになる。

Globalstarの既存の衛星と、新型衛星は、Amazon Leoブロードバンドシステムと同社が計画しているD2D衛星システムと並行して運用される。

Amazon Leoでは2028年から次世代D2D衛星システムを展開し、Amazonが携帯電話などに対し、より高度な音声、データ、メッセージングサービスなどを提供する計画。より高速で高度な通信サービスを展開すべく、Amazon Leoの低軌道衛星を展開していく。買収の完了は、2027年中を予定している。