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ファミマの店内メディアが"テレビ"に エンタメ強化の「ファミマTV」
2026年4月10日 16:16
ファミリーマートは、店内のデジタルサイネージ「FamilyMartVision」を改称し、4月14日から「ファミマTV」へリニューアルする。「店頭体験を楽しくするメディア」として強化していく。
FamilyMartVisionは、エンタメ情報、ニュース、地域情報等の映像コンテンツ、広告を配信する店内メディア。21年10月に開始し、26年4月現在で全国のファミリーマート約11,000店舗に導入されている。媒体認知率は平均約56%で、特に10代・20代では約70%と若年層での認知が広がっているという。
今回のリニューアルでは、サイネージを「見る」から「観る」へ、店頭体験が楽しくなるメディアとして強化する。これまで以上に楽しむコンテンツを制作し、新たな来店動機を創出していく。
エンタメ番組で来店客増加
リニューアル第1弾として、中島健人さんと森香澄さんが登場する新番組を順次放映。4月14日からは、森香澄さんがファミマ商品を使った新たな夜食を紹介するグルメ番組「森香澄の秘密の夜食」(夜・深夜帯)、6月2日からは中島健人さんが新作映画をナビゲートする「Kenty CINEMA(ケンティーシネマ)」(朝・昼帯)を放映予定。
いずれも1~2週間に1本新作を公開予定。約60秒の番組で、10分間のファミマTVの枠の中に1本組み込まれるため、10分に1回の頻度で閲覧できる。
今後も新番組を予定しており、タレント・サーシャさんがハワイを紹介する「サーシャのホウハワイ」、吉本興業所属タレントによる新番組などがラインナップされている。
同社によると、ファミリーマート限定のコンテンツを制作することは来店客の増加につながっているという。VTuber「ななしいんく」のタレントが出演するFamilyMartVision限定番組「ななし学園」の放映では、SNSで放映を告知すると翌日に来店客が増加するというデータが得られた。特に10代・20代で上振れ傾向にあることも確認されている。AIカメラを利用したFamilyMartVisionの視認率においても、SNS告知の翌日は視認率が向上するという。
新たに放映する2つの番組においても、ティザー動画を4月14日からTikTokで展開。同日にファミマTVの公式TikTokアカウントも開設される。
なお4月10日からは、ファミリーマート店頭のファミマTVにてティザー動画を放映しており、最速でティザー動画を閲覧するにはデジタルサイネージを導入しているファミリーマートに来店する必要がある。
コンテンツ強化で「ファミマTV」へ
ファミマTVへのリニューアルについて、同事業を運営するゲート・ワン取締役副社長COOの速水 大剛氏は、「これまでにFamilyMartVisionとしてオリジナルコンテンツを600本以上制作してきました。FamilyMartVisionはただ情報発信をするのではなく、コンテンツを発信するメディアになれると考えています。店頭体験が楽しくなるメディアという位置づけを強化するために、ファミマTVへと改称します」と説明。
名称については「聞いただけで楽しいコンテンツが流れてきそうと思ってもらうことを第一に考えました。テレビという言葉が持つスケールの大きさやスピード感、楽しそうと瞬時に思ってもらうためにTVとした」と説明した。
ファミマTVへの改称後も、コンテンツは10分間の中に、複数の番組と広告が入る構成。大体の内訳は広告枠が7割、番組枠が3割となる。
「FamilyMartVisionの開始当初、広告出稿企業は約20社でしたが現在は440社まで増えています。売上を開始当初を『1』とすると、現在は70倍にまで伸長しています。エンタメコンテンツを強化することは、ファミリーマートへ来店するお客様、店舗を経営する加盟店様、出稿する広告主様、すべてにとって三方よしであると考えています。来店客は楽しい店舗体験ができ、加盟店は来店客が増加・購入単価アップ、広告主は広告認知率増加と、すべての人にメリットがありますので、今後もさまざまなコンテンツを制作し、コンビニがエンターテインメントの入口になればと思います」(速水氏)











