ニュース
本番環境のAIエージェント構築を迅速化「Claude Managed Agents」
2026年4月9日 22:59
Anthropicは9日(米国時間)、AIエージェントを大規模に構築・展開するためのAPI製品群「Claude Managed Agents」のパブリックベータ版を提供開始した。
従来は、本番環境向けのエージェントをリリースするには数カ月のインフラ構築作業が必要だったという。「Claude Managed Agents」では、最適化されたエージェント・ハーネスと本番環境向けインフラを組み合わせることで、プロトタイプからリリースまでを数日で実現できるという。
Managed Agentsは、エージェントのタスク、ツール、安全策を定義することで、Claudeのインフラ上で実行される。組み込みのオーケストレーション・ハーネスが、ツールの呼び出しタイミング、コンテキストの管理方法、エラーからの回復方法を決定する。
主な特徴は以下の通り。
- 本番環境向けのエージェント:セキュアなサンドボックス化、認証、ツール実行が自動的に処理される
- 長時間実行セッション:数時間にわたり自律的に動作し、接続が切断されても進行状況や出力が保持される
- マルチエージェント連携:エージェントが他のエージェントを指揮して複雑な作業を並列化できる
- 信頼性の高いガバナンス:スコープ化された権限、ID管理、実行トレースが組み込まれ、エージェントがシステムにアクセスできる
Managed AgentsはClaude専用に設計され、成果と成功の基準を定義するだけで、Claudeが自ら評価を行ない、目標達成まで反復処理を行なう。
すでに多くのチームで本番環境においてManaged Agentsを利用して、開発速度を10倍に高めているという。
Notionは、Notionカスタムエージェントに導入し、ワークスペースでClaudeに作業を依頼し、コーディングやプレゼンテーション作成などに対応している。楽天は、SlackやTeamsに連携するエンタープライズエージェントを製品、営業、マーケティング、財務の各部門に展開。タスク割り当てやスプレッドシート、スライド、アプリなどの成果物を受け取れるエージェントを1週間以内に構築したという。AsanaもコラボレーションAIエージェントを迅速に構築している。
Claude Managed Agentsの費用は従量課金で、通常のトークン料金に加え、実行時間に対して1セッション時間あたり0.08ドルとなる。

