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高輪GWに誕生する新文化施設「MoN」を見た 色んな座席に座ってみた(2階)
2026年3月25日 20:04
高輪ゲートウェイシティの文化施設「MoN(モン) Takanawa:The Museum of Narratives」が3月28日に開業する。地下3階、地上6階建てで、ライブ・演劇向けの「BOX1000」や、和の文化体験ができる「Tatami」、約1,500m2の空間で展覧会などを行なう「BOX1500」などで構成される。オープンに先立ち内覧会が行なわれたので、BOX1000の座席や開催記念展示などをレポートする。
高輪ゲートウェイシティは山手線・高輪ゲートウェイ駅直結で、25年3月にまちびらきが行なわれ、これまでに商業施設「NEWoMan(ニュウマン)高輪」が入る「THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH」がオープンしてきた。
今回、ニュウマン高輪 MIMUREやTHE JEXER TAKANAWAが入る「THE LINKPILLAR 2」と、文化創造棟「MoN Takanawa」が3月28日に開業することで、高輪ゲートウェイシティのグランドオープンとなる。なお4月にはレジデンス棟「THE TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」も入居を開始する。
隈研吾デザインのスパイラル状外観
MoN Takanawaは、高輪ゲートウェイシティの文化創造・発信拠点と位置づけられており、伝統芸能、漫画・アニメ、音楽、食などの日本文化に、最新のテクノロジーを掛け合わせた多種多様なプログラムを、分野を横断して展開していく。世界に類を見ない「新たな日本文化を創造し、発信するミュージアム」を創るとする。総合プロデューサーは小山 薫堂氏。
施設名称は、「The Museum of Narratives」と、物語(Narratives)を冠しており、この場所で生み出される物語を世界と共有し、未来へとつないでいくという意思を込めた。また、「MoN(モン)」には、「門」と「問」という二つの意味が重ねられ、多様な「物語」に触れることで生まれる「問い」を起点に、未知の世界や自身の新しい可能性へと続く、新しい「門」をひらいていくといった意味も込めている。
スパイラル状の外装デザインは、隈研吾建築都市設計事務所が設計。木材をふんだんに用い、緑に覆われた外観が、地下3階から地上6階、屋上までの空間をシームレスにつないでいる。高さは44.98m、敷地面積は7,977.31m2、延床面積は28,952.55m2。
こけら落とし公演・イベントは、ライブ・イベント向けの「BOX1000」では、又吉直樹や寺脇康文などが出演する「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」を上演。展覧会向けスペース「BOX1500」では特別展「ぐるぐる展 -進化しつづける人類の物語」、2階エントランスに隣接する実験空間「BOX300」ではMoNの誕生物語を紹介する無料展示「ひらけ モン!展」などが開催される。
MoN Takanawaまでのアクセスは、JR高輪ゲートウェイ駅の改札を出て、ニュウマン高輪が入る「THE LINKPILLAR 1 NORTH」を正面に見て、右側(田町方面)に進むと今回オープンするニュウマン高輪 MIMUREが入る「THE LINKPILLAR 2」にたどり着き、さらに田町方面に向かって歩くとMoN Takanawaに到着する。ニュウマン高輪 MIMUREの中を通っても、中に入らずペデストリアンデッキを歩いても到着できる。
ペデストリアンデッキから入ってメインエントランスは2階に位置し、同フロアには雑貨を販売する「MoN Shop by Spiral」や実験空間「BOX300」などが広がる。
BOX300では、オープニング展示としてMoNの誕生物語を紹介する無料展示「ひらけ モン!展」を開催中。期間は6月6日まで。高輪の歴史から高輪ゲートウェイシティの誕生、MoNの誕生秘話までを映像や写真などでわかりやすく展示している。
着席時1048席収容「BOX1000」
2階のメインエントランスから1階に降りると、ライブ・イベント向け会場「BOX1000」の入口に到着する。客席は地下1階~地下3階にあり、座席数は着席時が最大1,048席、スタンディング時が最大2,000名。
BOX1000はステージ全面にLEDを設置した最新シアター空間で、デジタル演出による新感覚のライブやパフォーマンスを実現する。こけら落とし公演は、マンガをライブパフォーマンスで体験する「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」で、声の出演に山寺宏一、夏木マリ、舞台の生出演に又吉直樹、寺脇康文などが名を連ねる。ステージ映像にLEDを利用することで高精細な演出を可能として、マンガローグ「火の鳥」のパフォーマンスではマンガの細かい色まで再現する。
このほか人間国宝4名による「MoN寄席 国宝 -話芸と語り-」や、八代目尾上菊五郎出演の「MoN歌舞伎舞踊公演 -京鹿子娘道成寺-」、「舞台『鬼滅の刃』其ノ陸 柱稽古・無限城 突入」などを上演予定。
座席配置は、地下3階が1階前方、地下2階が1階後方、地下1階が2階に該当する。内覧会では2階部分のみ取材可能だったので、2階の座席中心のレポートとなるが、2階から撮影した1階座席の様子もお届けする。
BOX1000は着席、スタンディングどちらにも対応。内覧会では公式サイトに掲載されている着席時の座席表の通りに配置されており、A1~A5列、B1列がフラット座席、B2列から段差がある座席でいずれも千鳥配置となっている。ステージは可動するため、センターステージ形式で座席を360度に配置することも可能。
2階のさまざまな席に座ってみたが、身長160cmの筆者だと2階最前列のE1列は照明が視界に入り、ステージと被ってしまう。1列下がってE2列だと照明がステージに少し被るくらいになった。反対に2階最後列のE7列は、ステージは遠いが遮るものがなく視界は良好だった。
1階はこのほか、待ち合わせがしやすいオープンスペース「パークテラス」と、テイクアウトスタイルのカフェ「MoN Park Cafe by Spiral」を構える。
電車を眺めるトレインテラス
2階のメインエントランスから1つ上がった3階は、「MoN Kitchen by Spiral」「トレインテラス」「サンラボ・ランドラボ・シーラボ」で構成。
MoN Kitchen by Spiralは、「Spiral Café」が手掛けるアートカフェレストラン。北欧風の浅煎りオリジナルブレンドコーヒーや、青山の「Spiral Café」で人気のタパス(小皿料理)、肉料理やパスタなどを提供する。食事にあわせたナチュラルワインやオリジナルカクテル、モクテルなどのドリンクも用意。
トレインテラスでは、行き交う列車やさまざまな車両が滞泊する「車両センター」を眺められる。ただし、実際にテラスに出てみたがそこまで広くなく、子供の目線だと柵が気になるかもしれない。電車を眺めるなら、後述の6階テラスや屋上の方が眺めが良さそうだ。
サンラボ・ランドラボ・シーラボは、館内に3つある小規模な展示スペースを「ラボ」と称して、気軽に立ち寄れる展示やイベント、ワークショップを展開する。MoN Takanawaのロゴカラーが象徴する太陽、大地、海にちなみ、サンラボ・ランドラボ・シーラボと名付けている。
和の文化を届ける約100畳の「Tatami」
4階には、約100畳のスペース「Tatami」を用意。和の文化とテクノロジーをかけ合わせたユニークな体験を楽しめる。
本格落語と芸が交差する新しい寄席「芝浜亭」や、日本の四季を愛でる「くらしのまにまに -たたみの上の12ヶ月-」など、年間を通じて日本文化を楽しめるプログラムが展開される。
館内最大の展示エリア「BOX1500」
4階からスロープで5階に上がると、館内最大となる約1,500m2の空間「BOX1500」に到着。同エリアでは、アートやエンターテインメントを融合した展覧会などが開催される。
開催記念特別展「ぐるぐる展 -進化しつづける人類の物語」が3月28日~9月23日で開催される。普遍的な形である「ぐるぐる」に宿る力を、アート、社会、テクノロジー、サイエンス、伝統文化で横断して紐解く知的エンターテインメントを提供する。
ガーデンレストランと足湯テラス
6階は、テラスも備えるガーデンレストラン「MoN Garden Restaurant “LAUBE”(ラウベ)」、「足湯テラス」、「月見テラス」で構成。
足湯テラスは半屋外の空間で、温かいお湯に足を浸して景色を眺められる。月見テラスは、月の映り込みをデザインしたテラススペースで、お花見やお月見など季節のイベントを開催する予定。





















































