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AIエージェントになった「Slackbot」、国内提供開始
2026年1月20日 15:48
セールスフォース・ジャパンは、「Slack」において、パーソナルAIエージェントとして刷新された「Slackbot」の国内提供を開始した。セットアップ不要で追加費用もかからず利用でき、SlackのビジネスプラスとEnterprise+のユーザーに順次展開される。
Slackbotは、Slackにおいてこれまで通知役を担ってきたが、今回の刷新により、業務を支援するパーソナルAIエージェントへと進化した。ユーザーの業務内容や文脈を理解し、質問への回答にとどまらず、情報検索からタスク整理、コンテンツ作成、具体的なアクションの実行までをサポートする。
また、SalesforceやGoogle Drive、Microsoft Teams、GitHubなど、企業で利用されるさまざまな外部アプリとも連携し、会話やファイルから得た情報をもとに、プロジェクト計画の策定や優先タスクの提示も行なう。
Salesforceは、人とAIエージェントが自然に協働する「Agentic Enterprise」の実現を掲げ、その基盤となるプラットフォーム「Agentforce 360」を展開している。
この構想のなかでSlackは、人やデータ、アプリ、AIエージェント、ワークフローを統合する「Agentic Work OS」として、企業内のあらゆる情報やツールの入口となることを目指す。
Slackbotはその中核として、ユーザーと複雑なシステムをつなぐ役割を担い、今後はAgentforceをはじめ、Claude CodeやChatGPTといったさまざまなAIエージェントとの連携を進め、組織全体のAI活用における入口としての役割を強化する。
メルカリ「Slackbotは新しい同僚」
報道関係者向け説明会では、従来のAIツールがメールやチャットとは別のウィンドウで利用され、業務の流れが分断されがちだった点を課題として指摘。SlackbotはSlackの画面に直接組み込まれているため、Slackのユーザーにとっては同僚に話しかける感覚でAIを利用できる点が強みだと説明した。
また、Slack上の会話やファイルに加え、権限に基づいて連携された外部アプリのデータを横断的に理解し、ユーザーの役割やアクセス権限を踏まえた回答や提案を行なう点も特徴に挙げた。
デモでは、マーケティング担当者がSlackbotを使ってSlackチャンネル内の議論を要約し、販売戦略を立案、営業向けの共有資料を作成するまでの一連の流れが紹介された。
説明会ではこのほか、Slackbotのパイロットユーザーであるメルカリから、AI Agent Platform & Solutions Directorの小泉剛氏も登壇。小泉氏は、Slackbotを導入したことで資料作成や比較検討といった業務の初動が速くなったと評価した。
また、メルカリでは「Slackの中に住んでいる」と言えるほど、Slackが日常業務の中心にあり、Slackbotのような会話可能なAIエージェントは、同社にとって新しい同僚のような存在であるという。
同氏は今後について、Slackbotが自律的に課題を発見して解決策を提案し、人は承認するだけで業務が進むような働き方の実現に期待を寄せた。











