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Slackは「エージェンティックOS」になる　再設計で大型アップデート

  • 臼田勤哉

2025年10月15日 10:56

Salesforceは13日(米国時間)、AIエージェントプラットフォーム「Agentforce 360」の提供開始とともに、Slackの新機能などを発表した。

Slackは、企業向けの「エージェンティックOS」と定義し、人間とAIエージェント、アプリ、データがリアルタイムでつながるシステムとして進化する。

これにより、Agentforce Sales、IT Service、HR Service、Tableau NextなどのアプリがSlack上から多くの機能が使えるようになり、CRM(顧客管理システム)を「対話型に進化させる」とする。また、Channel Expert Agentにより、チャンネル内で企業内のナレッジ検索などに対応。Slack上でより多くの作業を利用可能とする。

CRMを対話型に
Channel Expert Agent

また、Enterprise Searchにおいては、Google Drive、GitHub、Jiraなどを横断した自然言語による回答に対応する。

Slackbotは再設計され、文書の作成支援、メッセージの要約、Slack ハドルミーティングメモ作成など、文脈を認識するアシスタント機能を提供。Google Drive、Salesforce、OneDriveなどのツールと連携し、会話やファイルから明確なインサイトを提供するという。レポートの分析、プレゼンテーションからのアクションアイテム抽出、キャンバスへの統合などにも対応する。

さらに、MCP(Model Context Protocol)に対応し、Anthropic、Dropbox、OpenAIなどのサードパーティAIを新たなAPIで統合し、リアルタイムのナレッジ提供と自動化を可能とする。Real-Time Search APIによりChatGPTをSlack内に統合できるほか、ClaudeもSlack統合に対応。Google Agentspace連携、Notion AI連携などに順次対応する。