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LIFULL、不動産特化AIエージェント「AIホームズくん」

LIFULLは、統合型AIエージェント「LIFULL AI」の提供を開始し、第1弾として不動産・住宅情報領域の対話型探索アシスタント「AIホームズくん」を実装した。LIFULL HOME'Sアカウントに登録することで利用可能。

LIFULL AIは、ChatGPTの技術をベースに、LIFULLが蓄積してきた様々なデータベースを横断的に統合する独自のAIエージェント。情報収集において、従来の「自ら条件を指定して探す」スタイルから、AIが個人の文脈や潜在的な望みを理解し、パーソナライズされた最適解を「受け取る」スタイルへとシフトチェンジする。

特に同社が展開している不動産領域は検索難易度が高く、ユーザーはこれまで、物件・施設検索ページだけでなく、エリア情報やお役立ち情報メディアなど多岐にわたるサイトを自力で参照する必要があったという。

LIFULL AIでは、住まい探しのほか、LIFULLグループの各サイトが個別に提供する様々な情報を横断的に解析し、ユーザー一人ひとりの文脈に合わせた提案を行なう。ユーザーの知見の不足を埋め、検討の手間を減らせるとしている。

また、ユーザーからの問いかけを待つだけでなく、AIが自律的に考え行動する「自走型(Push型)機能」も備える。希望条件やライフスタイルの好みなどを一度学習すると、LIFULL AIはユーザーに代わって24時間365日、市場に出回る膨大な情報を監視し続ける。

条件に合致する新着物件や、価格変動があった際には、AIが能動的に通知する。検索画面に張り付くことなく、最適かつ最新の情報を受け取れる点を特徴としている。

曖昧な相談からでも、ユーザーの希望を汲み取って回答する

第1弾として実装した「AIホームズくん」は、不動産・住宅情報領域に限定した対話型のAIエージェント。自然言語による曖昧な相談からユーザーの希望を汲み取り、膨大な物件情報やエリア等の周辺情報を参照したうえで、パーソナライズされた提案を行なう。今後は、介護領域や不動産投資といった領域も含めて順次拡張していく。