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Blue Origin、再利用ロケットが2回目の着陸成功
2025年11月14日 13:46
Blue Originは13日(米国時間)、2回目となる「New Glenn」ロケットの打上げに成功。再利用ロケットである1段目ブースターは大西洋上のドローン船に2回目となる着陸を成功させた。
New Glennは、NASAが主導する火星探査ミッション「ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)」で使用される2機の小型探査機を搭載し、無事に軌道へ投入。探査機は太陽風が火星の磁気圏や大気に与える影響を調査し、火星の大気が失われて砂漠化したメカニズムを探るミッションを行なう。
探査機は火星が最も地球に接近する2026年秋に火星へ向けて出発。その後は火星周回軌道に入り、太陽風と火星の磁気圏の相互作用をリアルタイム観測する。
また、ロケットの2弾目にはViasatによるHaloNetの実証機を搭載。宇宙と地上の通信サービスを統合するプラットフォームで、主に衛星やロケットの打上げ・運用時に必要なテレメトリ(データ送信)、追跡、コマンド(指令送信)のためのリアルタイム通信サービスを提供する。
New GlennはSpace XのFalcon 9ロケットのように1段目ブースターの再利用が可能なロケット。月面での持続的有人活動や宇宙資源の活用、Blue Ring(宇宙輸送機)による多目的・多軌道移動、低地球軌道への拠点設立など、Blue Originの今後の計画の基盤となる。
— Jeff Bezos (@JeffBezos)November 13, 2025
