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マイナ保険証をかざして受付完了 メドレーの新たな患者アプリ「メルモ」
2025年11月13日 18:26
メドレーは、患者アプリ「CLINICS」を「melmo(メルモ)」としてリニューアルし、11月14日から提供を開始する。
患者・生活者と、かかりつけ医療機関とのつながりを深め、デジタル化によるよりスマートな医療体験を提供することを目的としたリニューアル。リニューアルにあたり、マイナ保険証をカードリーダーにかざすか、二次元コードをスマートフォンで読み込むだけで受付が完了する「チェックイン機能」や診察後の決済をよりスムーズにする新機能を開発し、先行導入している医療機関から順次提供を開始する。
現状、医療機関を受診する際には「予約が煩雑で手間がかかる」「自身の症状にあった医療機関を探しづらい」「受付や診察までの待ち時間が長い」「診察後も会計や処方薬を受け取るのに長時間かかる」など、さまざまな課題がある。背景には、医療機関のデジタル化の遅れや人手不足といった構造的な課題があり、解決には患者・生活者と医療機関の双方でデジタル化を推進する必要がある。
メドレーでは、病院・有床診療所、無床医科診療所、歯科診療所、調剤薬局の各領域で医療機関向けに業務効率化やデジタル化を推進するプロダクトを展開するとともに、医療機関と患者の接点となるアプリ「CLINICS」を提供。今回、対面での体験も含めて、医療を変えていくアプリ「melmo」としてリニューアルした。
例えば、通院前にアプリから時間指定での予約や事前の問診回答を実施して、待ち時間を短縮。初めての病院や診療所を探すには、場所・路線や診療科から、今日・明日予約が可能かなど目的に合わせて検索できる。
通院時には、マイナンバーカードでの受付に加え、スマートフォンでチェックイン用の二次元コードを読み込むだけで受付が可能。予約時にアプリ決済を選択すれば、診療後に自動で決済が可能なため、会計の待ち時間も短縮される。アプリを通じたオンライン診療も可能。
通院後は調剤薬局へ処方箋を事前送信・予約受取が可能。処方薬だけでなく市販薬やサプリメントをバーコードから簡単に登録できるお薬手帳の機能も搭載し、服薬アラームにより薬の飲み忘れも防ぐ。検診日や定期検診の通知などもアプリで医療機関から受け取れる。
今後は、医療機関がアプリの機能を最大限に活用できる新契約プランを提供し、新機能を利用できる医療機関を順次拡大する。また、アプリを積極的に活用している医療機関を認定する「melmo ambassador program」を開始し、普及を図る。

