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glafit、進化した"二刀流バイク"とペットと乗れる特定原付【モビショー2025】
2025年10月30日 14:00
Glafitは、「Japan Mobility Show 2025」に新モデルとして、進化した二刀流バイク「GFR3」や3輪特定小型原付のコンセプトモデルなどを展示しました。
「GFR3」は一般小型原付(原付一種)「GFR-02」の新型モデルという位置づけで、12月ごろからMakuakeで予約が開始される予定です。二刀流バイクとは発売当初の通称ですが、これは、一般小型原付と、自転車を合法的に切り替えて乗ることができる車両です。
切り替えには「モビチェン」と呼ばれる機構を使い、原付走行時はナンバーを表示し、自転車走行時にはナンバーを隠すことで完全に自転車と同じ扱いで利用できます。自転車走行時は自転車の駐車場に駐車できるというメリットもあります。
ナンバーの切り替え時には一旦停車をして手動で行なう仕組みとすることで、原付のまま歩道に進入するような危険な走行を抑止。また、原付ですので免許は必須、ヘルメットも必須になります。
今回従来モデルと大きく進化したのは、原付+自転車ではなく、原付+電動アシストになったところです。従来は原付時は電動原付として自走できましたが、自転車時はアシストのない通常の自転車でした。そのためユーザーからは電動アシスト化を求める声が強くあったといいます。
今回のモデルでは、普段は原付で走行しながら、原付の走行が禁止されていて、自転車は走行可能な公園内やサイクリングロードなどでは電動アシストとして走行できるようになります。また、従来自転車時は変速機を備えていませんでしたが、今回から7段変速となり、一般的な電動アシスト自転車と比較して遜色がない装備となっています。
その他にもユーザーの声からさまざまな改良を行なっています。従来のモデルからタイヤサイズは14インチから20インチにアップし、前後車輪にサスペンションを搭載することで乗り心地を向上させています。バッテリー容量も従来の9.6Ahから14Ahへ向上、モーター出力は350Wから500Wに向上しています。
気になる価格ですが、現時点では公表されていません。ただし、同社によれば、「GFR-02から大きく価格は上がらないようにしたい」ということでした。GFR-02のモビチェン付きモデルの価格は308,000円ですので、これに近い価格帯になりそうです。
また、本モデルの派生形として、原付機能を省いた同社初の電動アシスト自転車「GFR3J」も展示されていました。こちらはGFR3と同様のフレームを使用して、タイヤ幅が1.95インチと2.4インチの2種類を展開予定とのことです。
3輪特定原付のコンセプトモデル
会場では新たに開発中の3輪特定原付も展示されていました。「P.E.T.」と「NFR-T1 Pro+」の2モデルです。いずれも前輪は共通の機械式「リーン機構」を備える3輪特定原付ですが、いずれも本体フレームはまったく異なる構造となっています。こちらは特定原付ですので16歳以上なら免許不要で運転が可能です。
「P.E.T.」は名前の通りペットを乗せるスペースが車体中央に設けられている車両で、スクーターのような形状をしています。ペット乗車スペースはバッグになっていて、小型犬を乗せたまま着脱が可能です。バッグにはリードを固定できます。ペットをドッグランなどに連れて行ったり、病院へ連れて行く際などに重宝しそうです。
「NFR-T1 Pro+」はオフロードでの使用などを想定したモデルで、既存モデルの「NFR-01」の流れを受け継いだフレームデザインとしながら三輪化し、タイヤもオフロード向けのものを装着しています。会場ではサイクルトレーラーを牽引する状態で展示されていました。















