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ソニー、「タイムトリップタクシー」本格展開 MRタクシーで江戸巡り

ソニーグループは、「Sociable Cart:SC-1」で培った複合現実(Mixed Reality)技術を活用した「MR Cruise」の本格サービスとして、11月7日より「タイムトリップタクシー」を開始する。2024年12月に実施した第一弾のサービスから乗車台数を増やし、期間も拡大して新たなストーリーで展開する。

ソニーグループと大和自動車交通、クラブツーリズムが共同で提供するサービス。MRクルーズ体験ができる設備を搭載したタクシーに乗車し、台東区と中央区のエリアで、江戸時代から継承される職人文化をテーマにしたコンテンツを楽しめる。乗客は実際の車窓に映る景色とその場所に関連した CG・音声などを同時に見ることで、あたかも時間を行き来しているような体験ができる。

SC-1は2019年にソニーとヤマハ発動機が共同開発したエンタテインメント用車両。従来、景色を見るだけの車窓をエンタテインメント空間に変貌させて、移動自体をより楽しむ体験を創出する。これまでゴルフ場や植物園、公園、ショッピングモールなどに展開し、累計2万人以上が乗車体験をしている。

SC-1