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JR帯広駅南口に商業・ホテル・住居の新街区 「長崎屋帯広店」跡地

JR帯広駅南口に、商業施設・ホテル・住居を一体整備する「(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクト」が始動する。25,000m2の敷地の新たな街区で、28年春のオープンを予定している。

2024年3月に閉館した、JR帯広駅南口の大型商業施設「長崎屋帯広店」跡地で進められる新プロジェクト。帯広市に本社を構える登寿ホールディングスが事業主となる。

JR帯広駅前は、大型商業施設の閉店が相次いでおり、新プロジェクトでは街中に「生活者のそれぞれの居場所」を生み出し、南口を起点とした活性化を構想している。これまでの事業活動を通じた知見やネットワークを活かし、地域防災、雇用創出、広義での地域インフラの整備に取り組むことを目指す。

全体街区イラスト

商業施設は3棟で、飲食店などの小売店を複数展開。街区中央部には広場を展開し、近隣住民のほか、地域の人々が使えるパブリックスペースを計画し、週末のイベントやマルシェの実施などを検討している。延床面積は5,827m2

ホテルは9階建てで、国立公園や豊かな自然に囲まれた十勝地方の魅力を体感できる空間を目指し、アウトドアとラグジュアリーの快適さを融合。地元の素材を生かしたデザインや、地域文化を映すアートを取り入れるほか、自然と調和したサウナも用意する。延床面積は8,949.61m2

住居は、新築分譲マンション「(仮称)帯広市西5条南12丁目計画」として、地上14階建て・全185戸・2LDK~4LDK中心の構成を予定している。延床面積は17,160.99m2。住宅街区の事業主はフージャースコーポレーション、エスコン、JR北海道。

所在地は北海道帯広市西4条南12丁目3-1他。アクセスは、JR帯広駅徒歩2分。駐車場は自走式で、鉄骨造3階。513台を駐車可能。