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LUUP、違反情報の共有を義務化 アカウント停止を厳格に

Luupは、LUUPの電動キックボード/電動アシスト自転車を利用する前に、警察から同社への交通違反情報の提供について同意を得る仕組みを導入する。11月7日以降、改定した規約などに同意しなければLUUPの特定小型原付が利用できなくなる。これにより、従来は一部しか共有されなかった違反情報が確実にLuupへ共有され、同社の「交通違反点数制度」がより厳密に適用される。

交通違反点数制度は、Luupが24年1月に開始した、特定小型原付で交通違反したユーザーに対して利用停止などを行なう制度。軽微なものを含め、LUUPの特定小型原付で検挙された交通違反に点数を加算し、一定点数に達した場合はアカウントを30日間停止する。30日停止後、1年以内に再び取り締まりを受ければ無期限停止となる。なお、飲酒運転やひき逃げ、当て逃げなどの重大な違反は1回で無期限停止となる。

従来は、警察が違反情報を事業者へ提供する際、取り締まり時に警察官がユーザーから同意を取得する必要があり、制度適用が部分的なものに留まっていた。今回の改定で、同意取得の主体を警察官からLuupへ、取得の場面を取り締まり時からサービス利用開始時へと変更し、Luupが違反情報を確実に取得できるようにする。

サービスを継続利用するには、LUUPのアプリで改定された利用規約とプライバシーポリシーへの同意に加え、アプリ内の確認画面で事前同意を行なう必要がある。なお、Luupが警察から受け取る情報は、LUUPの特定小型原付での違反に関する違反日時、場所、種別、利用車両の標識番号。

同意画面