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ガーミン、ディスプレイが大型化したGPSサイコン「Edge 850」

ガーミンジャパンは、GPSサイクルコンピューター「Edge」シリーズの最新モデル「Edge 850」「Edge 550」と、自転車用ペダル型パワーメーター「Rally 210」「Rally 110」を、9月25日に発売開始した。

「Edge」シリーズは、ツールドフランスをはじめとするUCIプロツアーチームと共同開発したGPSサイクルコンピューターシリーズ。高精度なGPS、豊富なデータ項目、直射日光下でも視認性の高いディスプレイ、ロングバッテリーなどの基本性能に加え、パフォーマンス計測、ナビゲーション機能、スマート機能などの多彩な機能を搭載する。

新モデルではディスプレイが2.7型に大型化。新プロセッサーを搭載することで操作レスポンスも向上している。内蔵メモリも増量され、「Edge 850」で64GB、「Edge 550」で32GBが搭載される。

Edge 850 セット
Edge 550

位置情報測位は5HzのGNSSマルチバンドにも対応。1秒間に5回という高精度での位置情報測位が可能。より精緻な測位を実現し、高層ビル群や山間部など走行シーンでも高精度な測位を提供する。「Edge 850」ではデバイス上でのコース作成も可能になった。リアルタイムでの天気情報表示にも対応する。

上級トレーニングメニューとして、ギア比分析や、パワーガイドには高度やスタミナデータ分析も追加。ライド中に水分や炭水化物などを補給するタイミングを表示する「スマート補給アラート」も備える。

「Edge 850」のみスピーカーを内蔵し、音声案内によるナビゲーションが可能なほか、自転車ベル機能も搭載。電子決済機能としてGarmin Payも搭載する。

本体サイズは共通で54.6×92.2×16.8mm。重量はEdge 850が113g、Edge 550が110g。価格はEdge 850が85,800円、Edge 850とケイデンスセンサーなどがセットになった「Edge 850セット」が99,800円、Edge 550が71,800円。

ペダル型パワーメーター「Rally」

自転車用ペダル型パワーメーター「Rally 210」「Rally 110」は4年振りのモデルチェンジ。充電式バッテリー内蔵となりフル充電で約90時間稼働する。急速充電に対応し、約15分で約12時間分充電が可能。

無駄な消費電力を抑える「トラベルモード」を搭載。輪行や持ち運び時の動き・振動による不要な起動を防止する。

SPD対応モデルはスタックハイトが11.5mmに短縮。ペダル~シューズ間の距離が縮まり、パワー伝達が効率化することでよりダイレクトな踏み心地を実現した。また、15mmのペダルレンチ+六角アーレンキーを使用したことで、オーバーホール時の分解が簡単になった。

素材は、LOOK KEO/SPD-SL対応モデルがカーボン+樹脂(プラスチック)、SPD対応モデルは、アルミニウムになり、堅牢でありながら軽量化を実現している。

その他、パワーを深堀できる「フォースデータ」、精度を自動維持する「Pedal IQ」など、計測・分析機能もアップデートされた。

価格は、対応クリートやセンサー仕様で異なり、「Rally 210 デュアルセンサー」のSPD-SL対応モデルが174,900円、「Rally RS 110 シングルセンサ」のSPD-SL対応モデルが107,800円など。

左から「Rally RS210」「Rally RK110」「Rally XC210」