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キリン、塩味が増強する「エレキソルト」にカップ
2025年9月9日 14:12
キリンホールディングスは、電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する食器「エレキソルト」から、新商品の「エレキソルト カップ」と、改良した「エレキソルト スプーン」を発売した。価格はカップが26,950円、スプーンが24,750円。
エレキソルトは、カップ内部、もしくはスプーン先端の電極から微弱な電流を食品に流し、塩味やうま味など、食事の味わいを増強するデバイス。美容家電を製造するヤーマンと開発し、同社の通電技術の知見や、キリンの什器開発や評価技術を応用。自然な動作で安定して電流が流れ、日々の食卓シーンで馴染むデザインを採用した。いずれも電源はリチウムコイン電池(CR2032)。
24年5月のスプーン発売後、約7カ月で予定台数の7倍を上回る注文数となった。「スプーン以外の形態も欲しい」といった声のほか、スプーンを使わずに汁物を食べる習慣がある人のニーズに応え、今回カップの開発に至った。日常で食べる汁物や麺類での使用を想定している。
カップ側面にスイッチを備え、電源を入れたら好みの強度(3段階)を選択して通常のカップと同様に使用する。耐熱性、耐久性が高い機器設計で、食洗機にも対応する。
本体サイズは約101×130×88mm(幅×奥行き×高さ)。質量は約186g。
スプーンも改良し、小型化・食洗機対応可能に一新。スープやカレー、チャーハンや丼、ラーメンのレンゲ代わりと食事全般での使用を想定している。
本体サイズは約39×201×28mm(幅×奥行き×高さ)。質量は約57g。電源はスプーンの柄に備え、強度は3段階。
販売チャネルは、9月9日からエレキソルト公式オンラインストアで販売し、11月以降にハンズ、ビックカメラなどの小売店の店頭およびオンラインストアで販売予定。


