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サムスン、最薄5.1mmのAIタブレット「Galaxy Tab S11 Ultra」

Galaxy Tab S11シリーズ。左がGalaxy Tab S11、右がGalaxy Tab S11 Ultra。

サムスンは、フラグシップモデルのAIタブレット「Galaxy Tab S11 Ultra」と「Galaxy Tab S11」を9月19日に発売する。Samsungオンラインショップでの価格は「Tab S11」が129,030円~、「Tab S11 Ultra」が193,600円~。9月4日より予約を開始する。

「Galaxy Tab S11」シリーズは、生産性と創造性を高める「Galaxy AI」を搭載したタブレット。最上位モデルの「Tab S11 Ultra」は14.6型の大画面ディスプレイを搭載しながら、厚さわずか5.1mmというシリーズ史上もっとも薄い筐体を実現した。よりコンパクトな「Tab S11」は11型ディスプレイを搭載する。両モデルとも鮮やかな表示が可能なダイナミックAMOLEDディスプレイを採用。最大輝度1600ニトで、明るい屋外でも高い視認性を確保する。

Galaxy Tab S11 Ultraはシリーズ最薄5.1mm。

プロセッサーにはGalaxy Tabシリーズで初となる3nmプロセスのプロセッサ「MediaTek Dimensity 9400+」を搭載。大容量バッテリーも搭載し、バッテリー容量は、「Tab S11 Ultra」が11,600mAh、「Tab S11」が8,400mAhとなる。

Galaxy Tab S11
電源と音量ボタン
背面

付属の「Sペン」は進化し、鉛筆のような六角形のデザインで安定したグリップ感を提供する。新しい円錐形のペン先により、書き心地も向上した。Sペンのボタンを押しながらディスプレイをタップすると「クイックツール」が起動し、ペンの種類や色、太さを素早く変更できるほか、ノートアシストや翻訳といったAI機能へのアクセスも可能。

六角形のデザインに変化したSペン。
クイックツール
下書きからイラストを生成することもできる

PCのように使える「Samsung DeX」モードも強化された。外部ディスプレイと接続し、それぞれ独立した画面として使える「拡張モード」を搭載。「拡張モード」では、USB Type-Cケーブルなどで外部ディスプレイに接続すると、タブレットの画面が複製されるだけでなく、完全に独立したセカンドスクリーンとして利用できる。たとえば、タブレット側でメモを取りながら、外部ディスプレイの大画面で資料を表示するといった本格的なデュアルモニター環境を構築できる。さらに、用途別にレイアウトを切り替えられるマルチデスクトップを作成できるようになった。

アップグレードされたSamsung Dex
デスクトップは最大4つまで増やせるが、同じアプリをそれぞれのデスクトップで開くことはできない

Tab S11 Ultraは、ストレージ容量とメモリ構成が異なる3モデルを展開。ストレージ容量は256GB、512GB、1TBで、メモリは256GB/512GBが12GB、1TBが16GBとなる。サイズ/重量は208.5×326.3×5.1mm/692g。ディスプレイは14.6型/2,960×1,848ドット。Wi-Fi 7をサポートし、OSはAndroid 16(OneUI 8)を搭載する。カラーバリエーションはグレー1色。販売はWi-Fiモデルのみで、Samsungオンラインショップでの価格は以下の通り。

  • 256GB(12GB) :193,600円
  • 512GB(12GB) :212,960円
  • 1TB(16GB) :261,470円

Tab S11のストレージは128GB、256GB、512GBの3モデルでメモリはいずれも12GB。サイズ/重量は165.3×253.8×5.5mm/469g。ディスプレイは11型/2,560×1,600ドット。Wi-Fi 7をサポートし、OSはAndroid 16(OneUI 8)を搭載する。カラーバリエーションはグレー1色。販売はWi-Fiモデルのみで、Samsungオンラインショップでの価格は以下の通り。

  • 128GB(12GB) :129,030円
  • 256GB(12GB) :138,820円
  • 512GB(12GB) :158,180円

発売を記念し、購入者全員に純正のキーボードカバー「Book Cover Keyboard Slim」(オンラインショップ価格21,000円相当)をプレゼントするキャンペーンを、発売日から1カ月限定で実施する。

Galaxy Buds3 FEやTab S10 Liteも発売

このほか、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds3 FE」も9月19日に21,780円で発売する。上位モデル「Galaxy Buds3 Pro」を踏襲したブレードデザインと、11mmダイナミックドライバーによる力強いサウンドが特徴。上位モデル同等のアクティブノイズキャンセリング機能や、IP56の耐水性能、Geminiと連携するGalaxy AI機能も搭載する。

シルバー
ブラック

また、Sペンが付属するコストパフォーマンスモデル「Galaxy Tab S10 Lite」も、同日56,430円で発売される。ストレージ/メモリは128GB/6GBで、サイズ/重量は254.3×168.8×6.6mm/524g。ディスプレイは10.9型/2,112×1,320ドット。プロセッサはSamsung Exynos 1380を搭載。Wi-Fi 6をサポートし、OSはAndroid 16(OneUI 8)を搭載する。カラーバリエーションはグレー、シルバー、コーラルレッドの3色。販売はWi-Fiモデルのみ。

上 グレー、左下 コーラルレッド、右下 シルバー。