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ローソン、食品ロスを減らす新施策 値引きおにぎりで1円寄付

ローソンは、黄色い値引きシールが貼られている消費期限が迫ったおにぎりや、弁当、サンドイッチ、スイーツなどの商品の購入を推奨する食品ロス削減プログラム「FOOD GOOD SMILE」を8月5日に開始。加えて、値引きシールが貼付されたおにぎりが購入されるごとに、1個につき1円分の金額で購入した米を、「全国社会福祉法人経営者協議会」を通じて同協議会所属の福祉施設へ寄付する。

ローソンではAIを活用した発注システム「AI.CO」を全国の店舗で導入しており、消費期限が短いカテゴリーの発注の精緻化および値引きの推奨を行なっている。消費期限が近付いた商品には、AIがすすめる値引き金額などを記載した黄色いシールを貼付している。

値引き推奨商品を確認
設置されたプリンターで値引きシールをプリント
対象商品に値引きシールを貼付する

「FOOD GOOD SMILE」では、値引きされた商品の購入を推奨することで、食品ロス削減を図る。

このうち、おにぎり(常温、まちかど厨房)については、1個販売につき1円分の金額で購入した米を、食を提供する福祉施設へ寄付する活動を行ない、「おトクを選べば、みんなが笑顔に。」なるプログラムとして実施する。

近年の物価高騰による食材の仕入れコスト上昇で負担が大きくなっている福祉施設に、米を使った値引き商品の購入による寄付金で購入した米を寄付するという、循環型の仕組みとしている。

FOOD GOOD SMILEの実施期間は8月5日から11月3日までの91日間。実施店舗は全国のローソン約14,000店舗(ローソンストア100除く)。

今回は期間限定でおにぎり販売を対象とした寄付を行ない、対象商品や寄付内容などの検証を経て、本格導入を検討する。

メディア向け説明会が実施されたローソン ゲートシティ大崎アトリウム店