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AWS、新たなAIエディター「Kiro」公開
2025年7月15日 16:45
AWS(Amazon Web Services)は14日、新たなAIエディターとなる「Kiro」を発表した。プレビュー版を公開しており、プレビュー期間中は無料で利用できる。
Vibe Codingだけでなく、AIエージェントとの作業による開発の迅速・効率化を可能とする「AI IDE(統合開発環境)」。「仕様駆動開発」を支援し、コーディングだけでなく、事前計画を支援する「Kiroスペック(spec)」、リリース前の品質チェックやドキュメント化などを支援する「Kiroフック(hook)」などから構成される。
Kiroスペックでは、一プロンプトから要件を作成し、「製品のレビューシステムを追加」と入力すると、レビューの表示、作成、フィルタリング、評価というユーザーストーリーが生成される。要件を確認しながら、技術設計を行ない、データフロー図やTypeScript インターフェース、データベーススキーマ、API エンドポイントなどを作成。確認しながらタスクの実装まで繋げられる。
Kiroフックでは、コードをコミットする前のテストやドキュメントの更新などを支援する。Kiroには、 AIコードエディターに期待される多くの機能が含まれ、Model Context Protocol(MCP)サポートやプロジェクト全体でAIの動作を導くステアリングルール、ファイル、URL、ドキュメントのコンテキストプロバイダーを持つアドホックコーディングタスクのためのエージェントチャットなどを含む。Kiroは、Mac、Windows、Linux版がダウンロード可能となっている。





