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Threads、誕生から2年 DM機能を日本でも提供
2025年7月9日 18:45
Metaは、テキストベースのSNS「Threads」において、1対1で会話できるダイレクトメッセージ(DM)機能を日本でも来週提供する。すでに7月1日から多くの国と地域で展開されており、日本での提供も近日中に始まる見込み。
DM機能は、当初の開発計画には含まれていなかったが、多くの利用者からの要望を受けて方針を転換し、実装された。現在は1対1のやりとりに限定され、未成年は利用できない仕様となっているが、今後は機能の拡充や制限緩和も予定されている。
機能面ではこのほか、6月下旬にスポーツやドラマなどの意図しないネタバレを防ぐ「ネタバレ防止機能」を全ユーザー向けに提供開始。投稿や画像の一部をぼかすことで、閲覧者が事前に内容を確認してから表示を選べる仕様となっている。
また、投稿内の特定テキストにハイライトを加える「マークアップ機能」も強化され、今後はトレンドトピックにもハイライト表示を適用する予定。さらに、カスタムフィルター機能についてもInstagramと共通だった設定がThreads独自の仕様に切り替わり、投稿やコメントをキーワードや絵文字単位で細かく非表示にできるようになった。リアルタイム性の高い投稿が多いThreadsでは、ネタバレの回避や不快な表現の遮断などに活用されている。
Metaによると、Threadsは投稿の閲覧数のうち約半数が返信の閲覧に割かれており、双方向の会話が活発に行なわれていることが特徴だという。また、ThreadsとInstagramでフォローしているアカウントが異なる利用者は全体の3割以上にのぼり、用途や興味に応じた使い分けが進んでいる。また、Instagramと同様に興味・関心を軸にしたコミュニティが形成されており、日本では音楽やエンタメ分野のコンテンツへの注目度が高いという。
Threadsは、2023年7月の公開から2周年を迎え、月間アクティブアカウント数は3.5億を超える。特にアジア太平洋地域での利用が活発で、日本は戦略的に重要な市場を位置付けている。







