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日本気象協会、法人向け「雷アラート」 エリアを自由に設定

日本気象協会は、法人向けの新サービス「雷アラートWeb」の提供を開始した。

「雷アラートWeb」は、雷の発生を素早く検知し、Web画面のポップアップと音声で通知する法人向けのWebサービス。近年は、局地的な大気の乱れや急な天候変化による、雷被害のリスクが高まっており、工場や建設現場、再生可能エネルギー施設、イベント会場など、さまざまな現場や施設で、雷に対する効率的な態勢の判断や設備管理、安全確保など、雷リスクに対応できるようにする。

同サービスは気象庁の雷監視システム(LIDEN)のデータを利用。5分ごとの観測データを用いて雷の発生を検知し、Web画面のポップアップと音声で通知する。

「雷アラートWeb」のポップアップ通知イメージ

ユーザー自身で、雷検知エリアを自由に設定可能。検知対象の雷の種類は、「落雷(対地放電)」「雲放電」「落雷と雲放電」から選択できる。

雷検知エリアは「注意エリア(広域)」と「警戒エリア(狭域)」の2種類を、それぞれ任意の範囲(緯度経度)で設定できる。「注意エリア」は雷の早期検知や雷に対する警戒態勢の構築、「警戒エリア」は雷の発生による作業中断や設備の稼働停止判断など、ユーザーの用途に合わせた使い分けが可能になっている。