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ライザップ、チョコザップのデータで認知症予防研究
2025年5月14日 12:14
RIZAP(ライザップ)は、神奈川県立がんセンターと共同で、認知症予防に関する「神奈川県みらい未病コホート研究」を開始する。
ライザップは、神奈川県による未病改善への貢献を目指す研究グループ「神奈川県みらい未病コホート研究」に参画しており、そこで今回の共同研究を行なう。高齢者の3人に1人が認知症またはその前段階の軽度認知障害と言われ、超少子高齢化が深刻化する現代社会において認知症予防への重要性が高まっていることが、取り組みの背景にある。
共同研究では、神奈川県立がんセンターが有する臨床知見と、ライザップが有するチョコザップの店舗やライフログデータとその解析等、ヘルスケアに有効な経営資源を組み合わせることで、科学的根拠に基づいた予防手法の確立を目指す。
研究テーマは「運動習慣が脳の構造的変化に及ぼす影響」と「運動環境整備が認知機能に与える影響に関する前向き研究」の2つ。
チョコザップでは医療機関と提携し、会員向けにCTやMRI、エコーを追加料金なしで受診できるサービス「Mini人間ドック」を24年4月から提供しており、21,000人を超える会員が利用している。
サービス提供の目的は、生活習慣病や悪性腫瘍などを早期に発見することによるQuality of Lifeの維持向上や健康寿命の延伸への貢献。同時に、提携医療機関で蓄積したデータを貴重な情報資産として捉え、これらを統計的に処理し利活用することが、今後のヘルスケアに関わる可能性・発展性につながるとの考えから、ライザップが有する経営資産を予防医療の発展に役立てるための取り組みを行なう。