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Google検索で「AIモード」強化 商品や詳細や旅行の計画など

Googleは1日(米国時間)、Google 検索で実験提供してきた「AIモード(AI Mode)」を強化し、場所や商品のビジュアルカードの表示に対応する。AIモードは、米国のGoogle Labsユーザー向けにテスト展開していたが、新機能にあわせて米国ではGoogle Labsからすぐに利用可能となり、順次一部ユーザーに公開していく。

AIモードは、検索結果ページで“AIの回答”を指定して表示できる機能。AIによる概要(AI Overviews)を強化し、場所や製品に関する詳細な質問や微妙なニュアンスの質問などに応えられる。

今回のアップデートでは、場所や商品のビジュアルカードに対応。レストランやサロン、店舗などの評価やレビュー、営業時間などの情報を画像イメージとともにすぐに確認できる。商品を探す場合は、リアルタイム価格や画像、配送の詳細、在庫情報などを含む購入情報が表示される。

例えば、夏のキャンプ旅行を計画している場合、「100ドル以下でバックパックに収まる折りたたみ式キャンプチェア」と検索すると、AIモードが予算にあったおすすめ商品の一覧を表示し、商品詳細や販売店のリンクを提供する。また、ミッドセンチュリーモダン家具のヴィンテージショップを探している場合、AIモードが地元の店舗を表示し、混雑状況や電話番号、ルート案内などが利用可能になる。

これらは、Googleが持つ最新のローカルビジネス情報と、近隣の店舗、オンラインなどのショッピンググラフにより実現している。また過去のAIモードへの質問を確認し、追加の質問で詳細情報を得ることも可能。

なお、AIモードは現時点では米国のユーザー向けで、日本からは利用できない。