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カルビー、音楽レーベル「じゃがレコード」設立 タベオトを使った楽曲

カルビーは、カルビーが持つタベオト(食べる際に生まれる音)を素材とした楽曲を届ける音楽レーベル「じゃがレコード」を、博報堂キースリー、blowoutとともに設立した。第1弾として、blowout所属のクリエイターユニット「niKu」とタッグを組み、ポテトチップスを食べる音を使った楽曲「DAHA」を4月29日に公開した。

じゃがレコードのコンセプトは「おいしい音で、つくろう音楽。」。「ポテトチップス」の「パリッ」、「かっぱえびせん」の「サクッ」、「堅あげポテト」の「ザクザクッ」など、カルビー商品が持つタベオトを素材とした楽曲を提供する。

niKuは、ボカロP Chinozoとイラストレーター・アニメーターのがちゃのクリエイターユニット。「DAHA」はゲストボーカルにTHE BINARYのmidoを迎え、「自分らしさを認めつつ現状よりもっと良くなる姿をポテトチップスと重ね合わせた、力強く前へと踏み出す勇気と自信をくれる楽曲」としている。

曲中には「ポテトチップス うすしお味」「ポテトチップス 超薄切り こだわりしお味」「ポテトチップス ザ厚切り のためのうすしお味」を食べる際に生まれるタベオトを取り入れている。

音楽レーベルの設立は、2023年からさまざまなデザインや象徴的なキャラクターのIPを活用し、グッズや雑貨、ゲームアイテム、NFTなどを手掛けてきた「Calbee Future Labo」による取り組み。IP活用を通じたカルビーのライセンス商品は1年間で約80%増え、食べるシーン以外でもカルビー商品を楽しめる機会を創出している。

25年4月には二次創作における外部クリエイターの与信管理やライセンス業務を簡素化し、IP事業の課題解決を目指すIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表した。

この取り組みをさらに進化させるため、カルビー商品のタベオトをIPととらえ、タベオトを使った楽曲を創作するじゃがレコードを立ち上げた。今後、かるれっと上でもタベオトをIPとして登録・公開することで、クリエイターに制作した音楽をじゃがレコードで展開していく予定。