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えきねっと、新幹線の早期予約や払戻しのWeb対応へ
2025年4月8日 16:38
JR東日本は、チケッティングサービス「えきねっと」などの機能を2025年秋以降に順次拡充する。対象はJR東日本・JR北海道エリアの新幹線や特急列車など。あわせて訪日外国人向けのサービス強化も行なう。
えきねっとでは、新たに乗車日の3カ月前から予約可能となる「早期予約サービス」を導入する。これまでは1カ月前からの予約だったが、JR東日本、JR北海道エリアの一部新幹線ではより早期の座席確保が可能になる。対象は「新幹線eチケット」の一部列車で、2025年秋の提供開始を予定。
また、えきねっとで予約した列車の運休・遅延時にも利便性が向上する。所定の発車時刻を過ぎた列車でもWeb上で予約変更や新規購入が可能になり、「トクだ値」などの割引も引き継いだ状態で変更できるようになる。さらに、突発的な輸送障害時でも、Web上で手数料なしの払い戻しが可能となる。対象はJR東日本全エリアの新幹線・特急列車で、他社へ直通する列車も含まれる。
9月には、えきねっととJR東日本グループの共通ID「JRE ID」との連携も開始される。JRE IDを利用している人は、えきねっとへのログインや会員情報の連携がスムーズになるほか、モバイルSuicaとの紐づけも簡略化される。
訪日外国人向けには、10月から「Welcome Suica Mobile」と「JR-EAST Train Reservation」の連携を開始する。これにより、スマートフォン上でSuicaの発行から新幹線や特急列車の指定席予約までが完結し、窓口に立ち寄ることなくチケットレスで乗車できる。対象新幹線は東北・北海道、秋田、山形、上越、北陸新幹線。特急列車は成田エクスプレス、富士回遊、あずさ、かいじ。
さらに2026年春を目処に、JR東日本エリアの新幹線を会員登録や希望の列車・座席を探す手間を最小限に抑えてチケットを購入できるサービスを提供予定としている。