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セブン、大阪万博に「未来型店舗」 和の限定商品やロボット接客

セブン‐イレブン・ジャパンは、大阪・関西万博の会場内に、未来型店舗「セブン‐イレブン西ゲート店」と「セブン‐イレブンウォータープラザ店」の2店舗を、4月13日9時にオープンする。

大阪・関西万博が掲げる「未来社会の共創」や「新たなアイデアの創造・発信」といったコンセプトを掲げた店舗。「商品」「買い物体験」「環境」の3つの視点で、未来に向けた新たな取り組みを行なう。なお、2店舗ともに完全キャッシュレス店舗となる。

商品では、持続可能な原材料を使用したオリジナルフレッシュフードや、環境配慮型のパッケージで包装された商品などに取り組む。パッケージは万博限定パッケージを用意する。

万博限定パッケージ
おにぎりやサンドイッチなどに採用
店舗イメージ

買い物体験においては、大阪・関西万博限定のカウンター商品を用意。お店で作る“できたて”シリーズにおいて、「お店で焼いたみたらし団子」「お店で焼いた たい焼き」「香り広がる抹茶スムージー」など、和をテーマにした限定商品を揃える。

また、「セブンカフェ」のマシンは、カウンターと離れた入口付近に設置。レジで会計をする人と、セブンカフェマシンを利用する人の導線が重ならないようにした。

アバターロボット「newme(ニューミー)」を使用した遠隔接客も採用。従業員がNTTパビリオンルームから遠隔操作し、ディスプレイ部分に顔が表示されるため、まるで直接会話しているような接客を実現する。

和をテーマにした限定商品
「セブンカフェ」マシンは、カウンターと離れた入口付近に設置
アバターロボット「newme」

環境では、踏んだ振動を電気に変換する素材を使用した発電床の一部設置や、水素で発電した電気を使用して「セブンカフェ スムージー」のマシンを動かす。また、ペットボトルやセブンカフェなどのプラスチック容器を店頭で回収し、中間処理のうえ再びペットボトルや容器へ再生する資源循環も行なう。

水素で発電した電気を使用して「セブンカフェ スムージー」のマシンを動かす
プラスチック容器を店頭で回収し、再資源化

店舗従業員は限定ユニフォームを着用。ファッションデザイナー中田優也氏がデザイン、アートディレクター佐藤可士和氏が監修を行なった。

限定ユニフォームはコーポレートカラーであるオレンジ・レッド・グリーンを使用し、“セブン‐イレブンらしさ”を表現。また、古くなったユニフォームを4%以上、回収ペットボトルを96%以下使用して新しいユニフォームに再生させる“ユニフォームtoユニフォーム”を実現している。生地はエコマーク認定品の東レ生地を使用。

店内はサイネージを多数活用。カウンター上のサイネージでは、カウンター商品のメニューボードを表示する。オープンケース上のサイネージでは、9連(ウォータープラザ店は6連)の大型デジタルサイネージを設置。売場の棚に設置されたサイネージは、おすすめ商品のPOPとして活用する。

店頭サイネージ
「2024年度SDGs全国子どもポスターコンクール」でセブン‐イレブン賞を受賞した小中学生の作品を表示する
カウンターメニューボードサイネージ
オープンケース上大型デジタルサイネージ
売場用サイネージ

2店舗ともに、営業時間は9時~21時。店舗休業日はなし。

西ゲート店の店舗面積は252m2(バックルーム等含む)。レジ台数は8台。

ウォータープラザ店の店舗面積は210.4m2(バックルーム等含む)。レジ台数は7台。

西ゲート店イメージ
ウォータープラザ店イメージ