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オリジン弁当のモバイルオーダーを使ってみた

7月30日からスタートした「オリジン弁当」「キッチンオリジン」のモバイルオーダー。筆者宅の近所の「キッチンオリジン」がモバイルオーダーの対象店舗だったので、実際に利用してみた雑感などをお伝えしたいと思います。

利用の流れ

まずは利用の流れから。「オリジンモバイルオーダー」はWebサイトをベースに構築されているので、PCのブラウザ、スマートフォンのブラウザの両方で利用でき、UIも共通です。メニューなどはログインなしで閲覧できますが、決済時にはログインが必要になり、会員登録時にはSMSを使う二段階認証も行なわれます。

決済方法は、AEON Pay、PayPayと各種クレジットカードで、筆者はクレジットカードを登録しました。

注文する店舗を指定した後、受け取りの時刻を指定して、弁当を選び、レジ袋の有無を選択、決済方法を選んで決済すると注文は完了。画面には6桁の数字の注文番号が表示されます。店頭での受取時にはこの注文番号を店員に提示します。注文番号は注文履歴からも確認できるほか、会員登録時のメールアドレスにも注文番号と注文内容が届きます。

注文した商品が出来上がると、メールで「商品の準備が完了しました」と連絡がきます。後は店頭に行き、デリバリーサービス用の受け渡しカウンターなどで(場所は店舗により異なると思います)、スマホの画面に表示した注文番号を提示して商品を受け取れば完了です。

ちなみに、受取に指定できる日時の範囲は、当日の店舗の営業時間内です。

モバイルオーダーのWebサイトで店舗や受取時刻を指定して、オーダー弁当やカスタマイズを選択、決済まで行ないます
注文完了後、画面には注文番号が表示されメールも届きます。弁当が出来上がると、メールで準備完了のお知らせ。店頭で注文番号を提示して受け取ります
トラブルなく受け取れました
レジ袋の中。(無料の)ポリ袋に入れられていました

躊躇していたオーダー弁当が身近に

「オリジンモバイルオーダー」は、店頭で注文して作ってもらう「オーダー弁当」を、事前に注文して店頭で待たずに受け取れるというサービスです。特にお昼時などピーク時間帯の混雑緩和を狙ったものと想像でき、時刻の指定は注文の操作をしている時点から20~30分後以降、という形になっています。

ただしこれは店頭の繁忙状況をリアルタイムに反映しているわけではなく、平均的な“忙しさ”を考慮したもののようです。今回は13時20分に注文し、受取時刻は13時50分を指定したのですが、注文から10分も経たないうちに「準備が完了しました」とメールが届きました。受取指定時刻までが短く、ピークタイムでもなかったせいか、注文してすぐに作られたようです。

キッチンオリジンやオリジン弁当では、店頭で作り置きのお弁当が販売されています。筆者は普段、待たずに買えるこれらのお弁当から好きなものを選んでいたのですが、作り置き弁当ではあまり並びにくい種類のお弁当(うな重など)があることにも気づきます。「コレを食べたい」とお弁当を指定したい気分の日は、モバイルオーダーは待たずに買えて便利です。

今回買ってみた「Dx豚焼肉弁当~ネギ塩レモンだれ~(タルタルつき)」+「のりおかかご飯」は、オーダー弁当らしく白米部分をカスタマイズできましたし、エビフライと魚フライの衣はサクサクで、ある意味ではオリジン弁当本来の魅力である、出来立ての弁当の満足感を得られました。

「Dx豚焼肉弁当~ネギ塩レモンだれ~(タルタルつき)」+「のりおかかご飯」

一方、店頭で作り置きとして並んでいるサラダや惣菜セット、スープサーバーの豚汁などは、モバイルオーダーの注文メニューにはありません。あくまでオーダーしてから作る弁当と単品のおかず、という割り切りです。モバイルオーダーでサラダとかも一緒に注文できたらいいのに……と一瞬だけ思いましたが、結局は店頭を訪れるので、その時に買えばいいか……と思い直しました。店頭に並んだサラダや惣菜を見ながら「今日はどれにしようか」と選ぶのもまた楽しいですからね。

今回のサービス「オリジンモバイルオーダー」は、オリジン弁当・キッチンオリジンの店頭で買える商品すべてをモバイルオーダー化する、というわけではなく、あくまで「オーダー弁当の待ち時間を減らす」という点に絞ったと考えれば、十分に役割を果たしているといえそうです。