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横浜「ゆめが丘ソラトス」を見てきた 駅直結の大型モールが7月25日開業

ゆめが丘ソラトス

相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅直結の大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」が7月25日に開業する。オープンに先立ち、メディア向けに公開された。

横浜市泉区における、約24haに及ぶ「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」のエリア内に建設された、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントによる商業施設。規模は地上3階建、延床面積約96,800m2、店舗面積約42,700m2

ゆめが丘ソラトス
メインエントランス

所在地は神奈川県横浜市泉区下飯田町字大原1584-2。アクセスは相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅に直結で、同駅には開業に合わせて新たに「ソラトス改札口」が開設される。また、横浜市営地下鉄ブルーライン 下飯田駅に近接している。

ゆめが丘駅は相鉄いずみ野線
ゆめが丘駅 ソラトス改札口
駅構内から見たソラトス改札口。改札外に見える建物がソラトス
ゆめが丘駅側のエントランス
横浜市営地下鉄ブルーライン 下飯田駅からもアクセスできる

出店店舗は関東初出店の11店舗含む129店舗。施設は、ゆめが丘ソラトス1~3で構成され、ソラトス1には127店舗が出店。ソラトス2は「ヤマダデンキ テックランド」および駐車場、ソラトス3は店舗と広場スペースとなる。

配置・施設概要
ソラトス2はヤマダデンキ テックランド
ソラトス3は高架下にある

ソラトス1は1階から3階までの3フロアおよび屋上。屋上には約3,000m2の広場「そうにゃんぱーく そらの広場にゃん」を開場。相模鉄道キャラクターのそうにゃんをモチーフとした遊具を取りそろえている。神奈川県大和市にある「大和ゆとりの森公園」を、そのままソラトスの屋上に設置することを目標に、メーカーも含めて協議し、誘致したという。

そうにゃんぱーく そらの広場にゃん
相模鉄道のキャラクター「そうにゃん」
そうにゃんぱーくから相鉄線の電車を見ることができる

メインエントランスを入ってすぐの場所には、高さ20m弱の吹き抜け空間を設置。外光が入るようにしているほか、ファンによる風、木目調のデザインにより、自然を感じられるとしている。

吹き抜け空間
3階から見た吹き抜け空間

1階には、食品の店舗が軒を連ねる「ゆめが丘マルシェ」を設置。その中に、ゆめが丘産の素材を使用した商品や食材を豊富に取りそろえる「FOOD CIRCLE」コーナーを設けている。

ゆめが丘マルシェ

FOOD CIRCLEには、ソラトス近郊の「相澤良牧場」の牛から搾った牛乳を使用したスイーツやバームクーヘンの「Augusta MilkFarm」、神奈川県内の生産者・作り手にフォーカスを絞ったマーケット「YYYard」、ゆめが丘産のホップを使用したクラフトビールの醸造所「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING」などがある。

Augusta MilkFarm
YYYard
YUMEGAOKA SUNDAY BREWING

そのほか1階には飲食店が並ぶ「SORATOS DINING」や、スーパーマーケット「そうてつローゼン」、ファッション・雑貨店などが出店する。

SORATOS DINING
そうてつローゼン
ファッション・雑貨店

2階には、ユニクロ、GU、無印良品、TSUTAYA BOOKSTOREなどの大型店舗が出店するほか、セレクトショップなど、様々なファッション、ライフスタイルを提案する店舗を展開する。

ユニクロ
無印良品
TSUTAYA BOOKSTORE
多彩なセレクトショップが出店する

3階では各種ショップのほか、フードコート「FOOD STATION」、大型シネマコンプレックス「109 シネマズ」、アミューズメントパーク「ASOBLE」を展開する。

FOOD STATIONは全9店舗、約700席。外の眺望を見渡しながら食事を楽しめる「station view terrace」を併設しており、相鉄線の電車が走る様子も見られる。なお、station view terraceは外階段を通じて、そうにゃんぱーくと行き来できる。

FOOD STATION
station view terrace。奥に見える階段の上はそうにゃんぱーく

FOOD STATION内には子供も一緒に食事を楽しめるよう、キッズスペースを設置。また、ソラトス全館の特徴として、各フロアにベビーケアルームを設けている。

キッズスペース
ベビーケアルーム

109シネマズは10スクリーンのシネマコンプレックス。メインシアターは4Kレーザー投影システムと12chサウンドシステムを採用した「IMAXレーザー」で、そのほか、正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映像が投影される3面ワイドビューシアター「ScreenX」や、常設のキッズ向けシアター「KIDS CINEMA」を備える。

109シネマズ
説明会は109シネマズ内で実施された

ASOBLEは、全長3m超えの超巨大クレーンゲーム「メガクレーン番長」など各種ゲームのほか、小学生以下は無料で遊べる遊び場を用意している。

ASOBLE
3階のショップが並ぶエリア

ゆめが丘ソラトスを地域交流拠点に

ゆめが丘ソラトスは、地域交流拠点となることを目指しており、新たなコミュニティが生まれ、育まれる場として、シェアキッチン「Live Kitchen SORATOS」、交流空間「SORATOS Room」を設置する。

Live Kitchen SORATOSは、生産者がレシピを紹介するイベントなどを開催するほか、仲間との協業や情報交換などができる場所として展開する。フロアは1階。

Live Kitchen SORATOS

SORATOS Roomは、催事、展示場、セミナーなど様々な用途で利用できる地域の交流空間。2階の「201」と3階の「301」の2カ所に設置する。

SORATOS Room 201
SORATOS Room 301

ゆめが丘ソラトスでは、ロボットによる周辺住宅へのデリバリーサービスを導入。全館をあげて実施するのは、日本のショッピングセンターでは初の取り組みだという。公道も走行可能なCartken社製の自動配送ロボットと、スカイファームが運営する「NEW PORT」をシステム連携し、利用者が専用サイトから注文すると、自動配送ロボットが利用者の指定した場所まで商品を届ける。

開始時は施設の屋上を除く1階から3階部分での自動配送を想定し、段階的に配送範囲を拡大する。

自動配送ロボット

ゆめが丘ソラトスの一次商圏はドライブタイム20分、二次商圏ではドライブタイム20~30分を見込んでおり、商圏人口は90万人になるという。初年度年商目標は200億円、来場客数は1千万人。

ソラトスを含む泉ゆめが丘地区土地区画整理事業においては、新たな市街地の形成に向け、住宅の建設が進められる。計画人口は約5,200人。

ゆめが丘地区土地区画整理事業の住宅エリアの模型
開発イメージ
ソラトスと線路を挟んだ場所で開発が進められていた
土地区画整理事業について

また、ソラトス開業に向けたゆめが丘駅のリニューアルも実施された。ソラトスに直結する新改札口設置のほか、駅舎デザインやトイレの全面改修が実施された。

ゆめが丘駅ホーム
ゆめが丘駅