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イオン銀行、「次世代ATM」導入 AEON Pay現金チャージや本人確認

イオン銀行は、次世代ATM「CJ24機」を導入する。新たにAEON Payへの現金チャージやATMでの本人確認機能などを順次搭載していく。

現行のイオン銀行ATMは、入出金や振り込み、クレジット取引等の基本機能に加え、電子マネーWAONへのチャージ・残高照会や、イオンカードの磁気データ復元等の機能を搭載し、全国に6,750台を設置している。

次世代ATMでは、将来的な機能拡張を視野に入れた「高性能カメラ」や「イメージスキャナー」等を搭載。将来的に、顔認証やマイナンバーカード等によるeKYCへの対応などATMで本人確認が行なえる機能も搭載予定。機能拡張の第1弾としては、イオンのコード決済サービス「AEON Pay」に対して新たな本人認証を採用した現金チャージ機能搭載を予定している。現在特許を出願中で、7月に実装予定。

その他、視認性や操作領域を考慮し、操作用のメインディスプレイと、PR情報を表示するサブディスプレイの2画面式を採用。ディスプレイは車いすに座ったままでも操作を可能な高さにした。

セキュリティ対策として、各ディスプレイにはのぞき見防止フィルターを装着。視覚に障害がある人に向け、専用受話器で音声案内をうけながら、プッシュボタン操作で取引できる「ハンドセット機能」も搭載する。ハンドセット機能は現行ATMにも順次搭載を進める。

機体設計を見直し、付帯機能を収納したことで、現行ATM(CJ23機)の約20%にあたる90kgの軽量化を実現。これにより1台あたりの年間CO2排出量が24.3kg削減される。