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2023年のキャッシュレス決済比率は39.3% 目標の4割に迫る

経済産業省は1日、2023年のキャッシュレス決済比率が39.3%となったと発表した。政府は、キャッシュレス決済比率を2025年6月までに4割程度にするという目標を掲げているが、あと0.7%まで迫ったこととなる。

'23年のキャッシュレス決済比率は、前年比3.3%増の39.3%、決済額は126.7兆円。内訳は、クレジットカードが83.5%(105.7兆円)、デビットカードが2.9%(3.7兆円)、電子マネーが5.1%(6.4兆円)、コード決済が8.6%(10.9兆円)。

構成比ではクレジットカードが前年比1%減だが、決済額としては11.9兆円増加。コード決済は1.5%伸びて、決済額でも3兆円拡大している。

キャッシュレス決済比率の算出方法は、(クレジットカード支払額+デビットカード支払額+電子マネー支払額+コード決済支払額)÷民間最終消費支出。

なお、このキャッシュレス決済比率には、銀行の「口座振込/口座振替」などが含まれていない。経済産業省の'23年3月発表によれば、口座振替やプリペイドカード、電子マネーの交通利用分を加えると、'21年時点でキャッシュレス比率は約54%と試算している。