PayPay、格安ECの「Temu」に対応

PayPayは、オンラインショッピングモール「Temu」に3月27日以降順次対応する。TemuにおけるPayPayの導入は、国内コード決済サービスとしては初としている。

Temuは、PDD Holdingsが展開するオンラインショッピングモール。中国系のショッピングアプリとして、価格の安さなどから人気を集める一方、トラブルも報告されている。data.aiのレポートによれば、2024年には125の市場でTemuがダウンロード数トップを占めているという。

PayPayのTemu対応により、スマートフォンの電話番号があればPayPayのアカウント登録が可能となるため、「クレジットカードを保有していない若年層を含め幅広いユーザーにTemuでの買い物を楽しんでいただける」(PayPay)としている。

支払いは、PayPay残高、PayPayクレジット、PayPayポイントに対応。また、TemuはPayPayステップ(定常特典)の対象となり、買い物に応じて0.5%から2%のPayPayポイントが付与される。

PayPayは、実店舗を中心に事業拡大していたが、コロナ禍以降にはオンラインサービスへの導入も強化。AmazonやApp Store、Google Playなどにも対応しており、2023年のオンラインサービスにおける決済金額/決済回数は前年比1.4倍超に成長しているという。グローバルにEC市場で成長しているTemuにP対応することで、若年層を含む幅広いユーザーの利用を促進するとしている。