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ドコモ新料金プランは「ポイ活」 100GBのahamoを“実質”2750円に

NTTドコモは、決済手段の利用状況に応じてさらにdポイント(期間・用途限定)がたまる新料金プラン「ドコモポイ活プラン」を2024年4月1日から順次開始する。

料金プランとd払いの決済が連携し、dポイントが貯まる仕組みで、「ahamo ポイ活」と「eximo ポイ活」の2つを提供予定。第1弾の「ahamo ポイ活」は4月1日から提供を開始。第2弾の「eximo ポイ活」は2024年夏から秋に提供開始する。

「ahamo ポイ活」は、ahamo(2,970円)で100GBプランの「ahamo大盛り(1,980円)」利用している人が、月額2,200円の「ポイ活オプション」を追加することで利用可能になる。

ahamo ポイ活を申し込むと、d払いを利用の際、基本の還元ポイントに加えて支払金額の3%分のdポイント(期間・用途限定)を、利用特典として還元する。また8月頃からは、月々の支払いを「dカード GOLD」に設定する場合に、支払金額の5%分のdポイント(期間・用途限定)を、「ahamo ポイ活」の利用特典として還元する。

なお、「ahamo ポイ活」でのdポイント(期間・用途限定)進呈上限は、毎月4,000ポイント。dポイント(期間・用途限定)の有効期限は進呈日から93日間。

つまり、d払いでの支払いが多い人は、ポイ活プラン(2,200円)の追加で、4,000円分の特典を得られる形だ。ahamoポイ活は7,150円(税別6,500円)だが税別4,000円分の割引を受けられるため、d払いで月に40,000円以上の買い物すると、「100GBプランが実質2,750円」とアピールしている。

また、「10%還元キャンペーン」を4月1日から開催。「ahamo ポイ活」利用者は、エントリー不要で「ahamo ポイ活」のdポイント還元率が10%となる。上限4,000円は同キャンペーンとahamo ポイ活で共通の枠となる。

最大13.5%の還元に

なお、d払い(電話料金合算払い、dカード、d払い残高)が対象。d払い(iD)、dポイント利用分、クーポン利用分、モバイルSuicaチャージ、請求書払い(公共料金、地方税統一QRコード等)の買い物は対象外。

まずはahamoから。ケータイ各社で金融連携進む

さらに2024年夏から秋にかけて「eximo ポイ活」を展開。詳細は追って発表するが、若年層でコード決済と親和性の高いユーザーが多く、シンプルなahamoを優先したという。なお、irumoについては現状は検討対象外だが、ahamoの反応を見て今後の展開を考えていくとする。

auは「auマネ活プラン」、ソフトバンクが「ペイトク」など、通信各社が通信サービスと金融サービスを組み合わせた料金プランを開始しており、ドコモも追従した形だ。主にdポイントとd払いなど決済サービスと連携したシンプルな形でのスタートとなる。

なお、ドコモはマネックス証券を子会社化するなど金融連携も進めている。「まずはd払いからスタートするが、マネックス証券やオリックス・クレジットなどとも話を進めていく。一定のお客様ニーズはあると思うので、具体的な中身で、ご期待に答える商品を作っていきたい」(スマートライフカンパニー コンシューママーケティング部 伊藤 邦宏部長)とした。