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西武新宿線の井荻駅~西武柳沢駅間、踏切をなくす高架化に着手

東京都は、西武鉄道新宿線の井荻駅から西武柳沢駅までの連続立体交差事業に着手すると発表した。これにより19カ所の踏切を無くし、交通渋滞や踏切事故の解消を目指す。事業期間は2023年度~2037年度。事業費は2,660億円。

西武新宿線のうち、井荻駅付近~西武柳沢駅付近(杉並区上井草一丁目~西東京市東伏見一丁目)の約5.1kmの区間について、鉄道を高架化し、道路と鉄道を連続的に立体交差化する。上井草、上石神井、武蔵関、東伏見の各駅も高架駅になる。また高架に沿って側道も約3kmが整備される。

これにより、千川通りなど19カ所の踏切が無くなり、踏切遮断による交通渋滞や踏切事故の解消を図ることで、道路と鉄道それぞれの安全性が向上する。

また鉄道で分断された地域の一体化も見込み、都市計画道路などを併せて整備することで安全で快適なまちづくりに寄与するとしている。

なお東京都では、上記の連続立体交差事業に合わせて、千川通り(都道439号)が西武新宿線を横断している場所の整備も行なう。場所は上井草~上石神井駅間。延長290mで、補助線第229号線に対し、2車線の車道とその両側に歩道を、計画幅員20mで整備する。