ニュース

西武鉄道、リアルタイム運行情報をGoogleマップやYahoo!乗換案内に提供

西武鉄道は、列車のリアルタイム運行情報をGoogleマップ、駅すぱあとに提供を開始した。12月初旬からは、Yahoo! MAP、Yahoo!乗換案内にも提供を開始する。

西武鉄道ではこれまで、公式アプリ「西武線アプリ」で列車ごとの運行状況をリアルタイムで提供してきたが、「Google マップ」「駅すぱあと」でも実際に運行している列車の遅延状況などがリアルタイムで表示されるようになる。

これにより、遅れが発生していても状況に応じた適切な乗り換え検索が可能となるほか、遅延時分を反映させた到着見込時刻の把握ができるようになる。また、グローバルに展開する「Google マップ」などを通じてリアルタイムに運行状況を配信することで、訪日外国人観光客の利便性向上にもつなげる。

Google マップでは、西武線を含む経路検索をした際、Googleマップ上で運行中の西武線車両の現在位置情報が表示されるほか、遅延時分を反映させた到着時刻と出発時刻が確認できる。

駅すぱあとでは、スマートフォン版アプリの時刻表機能で、西武線のリアルタイムな運行状況を確認可能。遅れている場合は「〇分遅れ」と表示され、合わせて発車時刻も遅延時分を反映させた時刻に修正される。

Yahoo! MAPとYahoo!乗換案内では、列車が時間通りに運行している場合は「ほぼ定刻」、遅れが発生している場合は「約〇分遅れ」と表示。赤色で遅延時の発着時刻が表示され、遅延時分を反映させた発着時刻を確認できる。列車の走行位置もアイコンで表示する。

なお、西武鉄道では5月31日からJR東日本の運営するリアルタイムデータ連携基盤(RT-DIP)を活用し、JR東日本アプリにリアルタイムデータを提供している。ヴァル研究所、LINEヤフーへのデータ提供は本基盤を活用したもの。