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カルビー初、袋に入った成型ポテトチップス

カルビーは、成形ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」シリーズの包装形態を筒から袋に一新し、新商品「クリスプ うましお味」「クリスプ 旨味コンソメ味」として3月11日から全国のコンビニで先行発売する。コンビニ以外では4月1日から発売。価格はオープンプライスで店頭予想価格は140円。

成型ポテトチップスは、ジャガイモをスライスしたのではなく、いったんフレーク状にしたものを成型した生地で作ったポテトチップス。同社では成型ポテトチップス市場の活性化を狙いとして、'16年8月に「ポテトチップスクリスプ」を初めて発売。筒の包装形態でS/Lサイズを展開している。

成型ポテトチップス市場が伸長を続ける中、包装形態でみると、筒や缶の包装に比べ、袋包装の販売が伸びているという。また、筒包装では筒、フタ、内袋と多種の包材を使用しているが、包装形態を袋のみに簡素化することで、省資源化を実現。このリニューアルにより、包材の重量は約8割削減される。

包装形態を袋に変えることで、製造工程でポテトチップスが割れにくくなる対策や、よりおいしく食べられるような味を追求し、構想から約1年半を経て、リニューアルを実現した。従来品では筒に入れるためにチップスを整列する必要があったが、袋では整列が不要となったことで、味付け方法が改良され、味のムラが少なくなり、より後味まで旨味を感じられるようになったとしている。

「クリスプ うましお味」は従来品に比べて昆布の酸味感をなくし、旨味をアップした。

「クリスプ 旨味コンソメ味」従来品に比べて全体的に旨味をアップした。

パッケージは縦列に配置したチップスの写真を掲載することで、形が整っていることや、成型ポテトチップスであることを訴求したという。味やおいしさをイメージできるよう、料理の写真も掲載した。