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湘南の海が見える辻堂駅直結29階建てタワマン 想定平均1億円
2024年2月22日 17:46
リストデベロップメントは、2025年9月中旬竣工予定の辻堂駅直結「THE TOWER 湘南辻堂」のマンションギャラリーを、関係者向けに先行公開した。マンションギャラリーは3月より、完全予約制で展開する。
THE TOWER 湘南辻堂は、総戸数196戸の分譲マンションと商業施設で構成される複合タワー。地上29階・地下2階の高層棟5～29階部分が総戸数196戸の分譲マンション、高層棟1～3階部分および地上3階の低層棟が商業施設となる。
高層棟は高さ約98.9mで、湘南エリア(藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・二宮町・大磯町)では最高層の建築物だという。同エリア内で新築タワーレジデンスが分譲されるのは、2010年に竣工した「リストレジデンス辻堂タワー」以来約14年ぶりとなる。
辻堂駅から海までは約2kmと徒歩30分ほどで行ける距離で、周辺は平坦な土地であることから自転車で海まで行くサーファーも多いという。
予定地は辻堂駅南口から徒歩2分。駅の東改札から広がるペデストリアンデッキをレジデンスフロアまで延長し、駅から直結となる。
辻堂駅周辺は、北口は「テラスモール湘南」を中心に生活利便性の高い再開発が行なわれているが、南口は商店街はあるものの北口に比べて商業施設は少ない。THE TOWER 湘南辻堂では大型マンションに加えて商業も導入することで、街の活性化に繋げたいとしている。
マンションの間取りは1R～4LDK、専有面積は34.90～92.83m2。様々な価値観を持つ人を湘南エリアに呼び込む狙いで、幅広い家族構成に対応する住戸を用意する。世帯年収1,100万円以上の高所得者層を対象としたアンケートでは、都心を避けてオンオフ充実した生活ができる「近距離移住」をしたいという人が約50%で、都心から電車で1時間以内となる湘南エリアを候補地に挙げる人も多かったという。
周辺は低層住宅が多いことから、高層階ではなくとも南側に湘南の海が見え、また低層階も海が見えなくとも視界はひらけているという。そのほか西側は富士山をのぞめる。
3階には共用施設として、リモートワークやWebミーティング、来客時などに利用できるワークラウンジ、オーナーズラウンジ、ゲストルーム、プライベートリビングを設置する。またサーフボード置場も用意する。
外観、住宅エントランス等のデザインは、「東急プラザ渋谷」の商環境デザインを手掛けたGLAMOROUSの森田恭通氏。戸建てを中心に低層住宅が多いエリアにタワーマンションが建つと圧迫感が出てしまう点を考慮し、街になじむデザイン、素材感とするよう計画している。
販売開始前のため価格等は未定だが、平均1億円ほどを想定している。2023年12月から告知を開始し、現時点で4,000件を超える問い合わせがあり、そのうち都内在住の人は1,000件以上に及ぶという。リストはこういった数字から、東京からの近距離移住のニーズの高さがあり、注目されている物件であるものと分析している。
所在地は神奈川県藤沢市辻堂1丁目1589-1 他36筆。敷地面積2,311.81m2、建築面積1,285.56m2、延床面積25,342.45m2。販売開始は2024年4月下旬、引渡は2025年11月中旬・2026年2月下旬を予定している。